NGC 3226, NGC 3227 (Arp 94・銀河・しし座)

NGC 3226, NGC 3227(Arp 94・銀河), NGC 3222(銀河)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルターなし, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 30=15m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2022/03/02, 23h 13m, -0.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角:  52′ x 35′ ↑ N

NGC 3226(Arp 94, 銀河)明るさ:12.3 mag, 大きさ:3.2′ x 2.8′, 分類:E2: pec;LINER Sy3, z 0.004386, 推定距離:約7,300万光年, 33.755Mpc(非赤方偏移)(NED),  RA 10h23m27.0083s,  DEC +30d44m47.0s (J2000.0), 視野角: 19′ x 13′ ↑ N

NGC 3227(Arp 94, 銀河)明るさ:11.1 mag, 大きさ:5.4′ x 3.6′, 分類:SAB(s) pec Sy1.5, z 0.003756, 推定距離:約6,500万光年, 18.75 Mpc(非赤方偏移)(NED),  RA 10h23m30.5790s,  DEC +19d51m54.180s (J2000.0), 視野角: 19′ x 13′ ↑ N

NGC 3226(上), 3227(下)(Arp 94)は、しし座γ星の東約50′の位置にあり、重力干渉のまっただ中にある銀河ペアです。2つの銀河は、共に活動的な銀河核を持っています。NGC 3226は、Linerタイプに分類される低強度の銀河核を持つとされますが、分子ガスが検出されないためそれは、核にあるであろう超巨大ブラックホールに起因すると考えられています。NGC 3227は、セイファート1.5に分類されている活動銀河核を持っています、こちらも核にある超巨大ブラックホールによるものとされます。
この2つの干渉する銀河の周りには、重力干渉によって吹き飛ばされた恒星ストリームが見えています。超長時間の露出をかけると、さらに淡く伸びるアンテナ銀河の触角のような構造がNGC 3227の南側に延びていることがわかるようです。次回はその構造に挑戦してみたいものです。

NGC 3222( 銀河)明るさ:13.7 mag, 大きさ:1.3′ x 1.1′, 分類:SB0:, z 0.018630, 推定距離:約2億6千万光年, 44.300 Mpc(非赤方偏移)(NED),  RA 10h22m34.510s,  DEC +19d53m13.30s (J2000.0),視野角: 8′ x 5′ ↑ N

NGC 3222は、広域画像の右側(西)に見えてる小さいけれど明るいレンズ状銀河です。拡大するとソンブレロ星雲のような形をしています。推定距離を信じるならばNGC 3226, 3227とは、全く関連しない遠方にある銀河です。

しし座 西部 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), ASNフィルター、Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/03/14, -3.0℃, 東御市・観測所 ↑N

 

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