IC 1470(Sh 2-156・散光星雲・ケフェウス座)



Sh 2-156 / IC 1470(散光星雲), 光度:– mag, 直径:2′, 分類:E
Sh 2-162 / NGC 7635(散光星雲), 光度:– mag, 直径:40′, 分類:E
Sh 2-158 /
NGC 7538(散光星雲), 光度:– mag, 直径:10′, 分類:E
Sh 2-157(散光星雲), 光度:– mag, 直径:90′, 分類:E
NGC 7510(散開星団), 光度:7.9 mag, 直径:7′, 分類:II2m
Sh 2-154(散光星雲), 光度:– mag, 直径:60′, 分類:E
NGC 7419(散開星団), 光度:13.0 mag, 直径:6′, 分類:II3r

タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、HEUIB-II
ISO3200, 90s x 8, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/11/16  -3℃, 東御市・観測所
視野角:4.2° x 2.8° ↑N(広角カメラ)


Sh 2-156 / IC 1470(散光星雲), 光度:– mag, 直径:2′, 分類:E
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造)
ISO12800, 30s x 24, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/11/16  -3℃, 東御市・観測所
視野角: 80′ x 50′  ↑N


Sh 2-156 / IC 1470(散光星雲), 光度:– mag, 直径:2′, 分類:E
視野角:約20′ x 13’ ↑N

Sh 2-157クワガタ虫星雲の西隣の星域です。 Sh 2-156 は約16000光年の距離にある小さなHII領域で、NGC 7510の一部と考えられている発光星雲です。星雲の中心に見える0型星はケフェウス座OB1恒星群の中心から数百パーセク離れた大きな分子雲の端にある恒星で星雲はこの星によって電離発光しています。

この星雲の周囲には小さな無名のHII領域や散光星雲の存在を確認できます。この領域には赤外線天体が数多く見られ、分子雲の中で成長しつつある原始星であろうと推測されています。

Sh 2-156は生まれたての星によって、Sh 2-157はやがて超新星爆発するであろうウォルフライエ星によって、Sh 2-162は水素の外殻を吹き飛ばされた青色巨星によって発光しています。ご近所で見た目は同じHII領域ですが、それぞれの発光のメカニズムには異なる事情があるんですね。

 

 

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