Sh 2-238(NGC 1555・反射星雲・おうし座)

Sh 2-238(反射星雲)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 59=30分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/11/07  +07℃, 東御市・観測所, 視野角: 77′ x 51′  ↑N

Sh 2-238(反射星雲)周辺
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、HEUIB-II, ISO3200, 120s x 16=32分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/11/07  +07℃, 東御市・観測所, 視野角:4.2° x 2.8° ↑N(広角カメラ)

Sh 2-238(NGC 1555・反射星雲), 明るさ:– mag, 直径:1′, 分類:RNe, RA 04h 21m 57.1s DEC +19d 32m 07s (J2000.0)

Sh 2-238は、T Tau星を取り囲むようにあるハインドの変光星雲(NGC 1555)と呼ばれている反射星雲です。この星雲に関する解説は過去の投稿を参照して下さい。

おうし座 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), フィルター無し, ISO3200, 120s x 16=32分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/11/07, +7.0℃, 東御市・観測所 ↑N

 

4件のコメント

  1. orio様、いつも素晴らしい観測結果を拝見しています。過去の投稿記事にありましたが、反射星雲としますと、H2分子が可視光を反射していることになりますが、散乱理論からしますと分子オーダーの大きさでは可視光を散乱しないのではないかと思われます。かなり大きな分子のクラスターが想定されますが、どうなのでしょうか。

    • ichimarron様、いつもご覧いただきありがとうございます。あまり詳しくない分野で恐縮ですが、レイリー散乱は光の波長より小さい粒径パラメータが2以下の、分子レベルの粒子、たとえばN2(0.42nm)、O2(0.423nm)で起きる(空が青い理由でよく使われてます)ので、H2(0.302nm)でも散乱強度は落ちますがレイリー散乱を起こす。と、思っていたんですが?違いますかね〜?

  2. orio様 おっしゃる通りだと思います。ただ過去の投稿でスペクトルデータがあり大変興味を覚えましたので少し調べてみました。波長依存性をざっと見てみますと、単一分子と仮定すると散乱強度は400nmと700nmでは4乗分の1になるのでしょうか。というわけでMie散乱もあるのかな、と「妄想」していました。今回の皆既月食でもきれいな色が見えましたので、レイリー散乱は明確でしたが、絶対零度に近い空間での散乱、わくわくしますね。今夜は晴れそうなのでSh2-238トライしてみます。ありがとうございました。

    • ichimarron様、スペクトルデータで混乱させてしまったようですね〜。すいません、あの画像はカメラの分光感度特性を補正する前のデータなので、赤の感度が実際よりも低い、画像としては暗くなっているはずです。きちんと補正すると(とっても面倒なんです(;_;))青〜緑はもっと暗く赤が明るくなるはずです。本来ならモノクロのチップを使うべきなのですが、始めたころはa7sのチップに勝る冷却CCDがなかったのでa7sで撮影してました。そろそろ冷却CCDに移行するかなあ?

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