NGC 7742(銀河・ペガサス座)

NGC 7742(銀河)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 30=15m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/11/07, 18h 49m, +7.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 52 ′ x 35 ′ ↑ N

NGC 7742(銀河)視野角: 8′ x 5′ ↑ N

NGC 7742(銀河)明るさ:12.35 mag, 大きさ:1.7′ x 1.7′, 分類:SA(r)b;LINER HII, z 0.005534, 推定距離:約5千8百万光年, 25.783Mpc(非赤方偏移)(NED),  RA 23h44m15.73s,  DEC +10d46m01.5s (J2000.0)

NGC 7742は、ペガサス座にあるLINERタイプの活動銀河核を持つ渦状銀河です。地球からは銀河面を真上から見ているので、この銀河の特徴である良く輝く中心核とそれを取り巻く明るいリング構造(核環)が上の画像からも容易に確認できます。

NGC 7742は、リング構造(核環)はありますが、棒構造がありません。星形成核環は円盤銀河の約20%に存在し、S0-Sd銀河に多く、Sab-Sb銀河に最も多くみられます (Knapen 2005; Comerón et al. 2010)。核環は、一般に、ガスが棒によって銀河の中心領域へと流されながら、特殊な軌道共振に伴って蓄積して形成されると考えられています(Combes & Gerin 1985;Heller & Shlosman 1994;Knapen et al. 1995)。星形成核リングの20%は棒構造がない円盤銀河に存在します(Comerón et al. 2010)が、NGC 7742はこの少数派に属します。

NGC 7742 は、リングのガスとバルジの星は逆回転しています(de Zeeuw et al. 2002)。 Maz-zuca et al. (2006)とSil’chenko & Moiseev (2006)は、ガスに富む小さな矮小銀河が NGC 7742 に衝突し、その結果リングの一部が形成されたと提唱しています。その証拠として、中心部が異常に明るいこと、中心部のガス円盤が大きく傾いていること、星に対して逆回転しているガスが存在することを指摘しています。

超新星
NGC 7742では、SN1993RとSN2014cyという2つのII型超新星が発見されています。

近隣の銀河
南にNGC 7743がありペアを組む銀河とされます。

(参照:MUSE observations of the counter-rotating nuclear ring in NGC 7742. MARTINSSON T.P.K., SARZI M., KNAPEN J.H.et. al. 2018A&A…612A..66M)

ペガサス座〜うお座境界付近  ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), フィルター無し, ISO3200, 120s x 8=16分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/11/07, +9.0℃, 東御市・観測所 ↑N

*このブログでは星座名は日本で広く慣用的に使われているペガサス座を採用しています。

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