Sh 2-77(分子雲?・わし座)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-IIフィルター, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 59=30m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/06/09, 01h 30m, +12.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 77 ′ x 51 ′ ↑ N
Sh 2-77 周辺
TS FSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70 (改造), HEUIB-IIフィルター, ISO3200, 120s x 16= 32m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/06/09, 01h 30m, +12.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 4.2° x 2.8°(広角カメラ), ↑N
Sh 2-77(分子雲?), 明るさ:–, 大きさ: 8′, 分類: Cld, RA 19h 48m 16.6s DEC +01d 08m 52s (J2000.0)
これは、高速度雲 [PDS2002] HIPASS HVC 378 = [DBB2002] 106 と同じもののようです。距離、1200pc [1989A&AS…77..439F] (参照:http://galaxymap.org/cat/view/sharpless/77)
銀河面から遠く離れた非常に淡い星雲です。位置はHVC 040.5-12.3-244 高速度雲に近い位置にありますが、微妙に(10分ほど)異なります。色から判断するとHII領域ではなさそうです。高速度雲HVC 378の一部が、近傍の恒星の光を反射しているのでしょうか?。距離データはCOの速度から推測した物と思われますが、計測された速度は普通(17.8Km/s)で高速ではありません、HVC 378と同じ物ではないかもしれません。
わし座 東部 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(70mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ASNフィルター, ISO3200, 120s x 16=32分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/06/09, +12.0℃, 東御市・観測所 ↑N
にぎやかな銀河面からは離れていて明るい星雲や星団はありませんが、小口径でも観測できそうな惑星状星雲がいくつかあります。LBN 116とLBN 108は、共にHII領域です。LBN 116の南側66番星付近には、可視光でも明るいHII領域があります。LBN 108は、淡いHII領域ですがファインディングチャートでもうっすらとその存在がわかります。どちらもシャープレスのカタログには掲載されていません。Sh 2-77のような不明瞭な星雲が検出されているのにLBN 116, 108が検出されなかったのは不思議です。
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