Sh 2-43(散光星雲?・いて座)

Sh 2-43 (散光星雲?・いて座)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 59=30m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/06/09, 23h 06m, +14.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 77 ′ x 51 ′ ↑ N

Sh 2-43 周辺
TS FSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70 (改造), HEUIB-II, ISO3200, 120s x 16= 32m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/06/09, 23h 06m, +14.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 4.2° x 2.8°(広角カメラ), ↑N

Sh 2-43
(散光星雲?), 明るさ:–, 大きさ: 15′, 分類: HII?, RA 18h 16m 24.6s DEC -17d 24m 02s (J2000.0)

Sh 2-43は、いて座の大きなHII領域Sh 2-44とSh 2-41に挟まれた15′ほどの大きさの淡い散光星雲(HII領域)です。ちょうどいて座のOB1星群とへび座のOB1星群の狭間の領域にあるように見かけ上は見えます。星雲の周囲には電離星となりそうな恒星は見つかっていません。

Gorham, Peter W. (1990). AJ, Vol. 364, 187-197.によれば、Sh 2-43は、これは超新星残骸の電波源と疑われているGAL 013.1-00.5と同じ位置にある。としています。しかし可視光でその形を見ても超新星残骸らしい特徴は見えません。この星雲に関する研究は今のところほとんどないので事の真偽はこれからの研究で明らかにされるのでしょう。

この領域は、シャープレスカタログの大小様々な星雲が入り乱れていて、個人的に混乱しているので整理するために広角カメラの画像にカタログの位置と大きさに従って星雲をマークしました。こうやって見るとSh 2-42やSh 2-38のようなごく小さな星雲も拾い上げているのに、Sh 2-43の西側にある明るいHII領域は、なぜか掲載されていません。天の川に重なって判別がむずかしかったからか、他に理由があるのか?わかりません。

撮影日は、透明度が悪い日だったので星雲の写りが良くありません。下に別の日に撮影したナローバンドフィルターの画像を掲載しておきます。こちらの方がHαで光る星雲がよく判別できるでしょう。

Sh 2-44 周辺
TS FSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70 (改造), QBPフィルター, ISO6400, 120s x 9= 18m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/06/11, 00h 35m, +14.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 4.2° x 2.8°(広角カメラ), ↑N

いて座 OB1星群と関連する散開星団

いて座、たて座、へび座境界  ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII,2020/06/16, 14℃, 東御市・観測所 ↑N

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