NGC 5866(M102?・Galaxy・Draco)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (modification), ISO12800, 30s x 23=12m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/05/14, 00h 40m, +6.0℃, Tomi City / Observatory, Viewing angle: 52 ′ x 35 ′ ↑ N
NGC 5866(Galaxy)Mag:9.9 mag, Size:6.3′ x 2.7′, Class:SA0^, z 0.00252, RA 15h06m29.4988s DEC +55d45m47.568s (J2000.0), Viewing angle: 12′ x 8′ ↑N
NGC 5866は、おそらくメシエ102 (M 102)であろうとされる銀河です。そのいきさつについては過去の投稿をご参照下さい。地球からの距離は約5,000万光年、直径約6万光年のレンズ状銀河に分類されていますが、中心部を貫く明瞭なダストの帯構造が見えているため単純なレンズ状銀河ではありません。ほぼ真横から銀河を見ているため、渦状構造があるかどうかは判断がつかず、もしかしたら渦状銀河である可能性もあります。
中心部のダストの帯がわずかに歪んでいること、外周の大きなハローに濃淡や恒星流が見られることなどからおそらく他銀河との合併、衛星銀河の吸収を経験していると思われます。
NGC 5866は、NGC 5866(M102)グループ(NGC 5963, NGC 5879, NGC 5906, NGC 5866)を形成する代表銀河とされています。
りゅう座 NGC 5907周辺 ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(85mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 32=48分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/04/05, -1℃, 東御市・観測所 ↑N
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