NGC 4775, NGC 4786(Galaxy・Virgo)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (modification), ISO12800, 30s x 23=11m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/02/21, 02h 06m, -4.0℃, Tomi City / Observatory, Viewing angle: 52 ′ x 35 ′ ↑ N
NGC 4775(銀河)光度:12.2 mag, 直径:2.1′ x 2.0′, 分類:SA(s)d, z 0.005230, LGG 314, RA 12h53m45.70s DEC -06d37m19.8s (J2000.0)
視野角: 8′ x 5′ ↑N
NGC 4775は多数の星団雲を持つ青白い銀河です。核はその中心からは外れ、歪んだ渦巻腕を持っています。その外観からは何らかの潮汐力を受けた可能性がありそうですが要因となる銀河は周囲には見当たりません。LGG 314銀河グループに属し距離は約9,000万光年とされています。
NGC 4786(銀河)光度:12.4B mag, 直径:1.6′ x 1.3′, 分類:E+ pec, z 0.015501, RA 12h54m32.42s DEC -06d51m33.9s (J2000.0)
視野角: 8′ x 5′ ↑N
NGC 4786は、周囲のおとめ座銀河団との銀河とは関連しない、赤方偏移の値からの推定で2億2000万光年の彼方にある実体は超巨大な楕円銀河です。形態分類では pec が付加されています。一見普通の楕円銀河に見えますが、この銀河はcD銀河とされ巨大で拡散したハローが通常の楕円銀河とは異なる、とされています。私の小さな望遠鏡ではその違いはさっぱりわかりませんが、超新星SN 2002cfが発見されていることからも普通の楕円銀河ではないのでしょう。
おとめ座II銀河グループ付近 ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(85mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/04/03, -3℃, 東御市・観測所 ↑N