NGC 4242(Galaxy・ Canes Venatici)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (modification), ISO12800, 30s x 23=12m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/04/14, 23h 53m, -1.0℃, Tomi City / Observatory, Viewing angle: 52 ′ x 35 ′ ↑ N
NGC 4242(銀河)光度:11.2B mag, 直径:5.0′ x 3.8′, 分類:SAB(s)dm, z 0.001688, LGG 290, RA 12h17m30.177s DEC +45d37m09.47s (J2000.0)
視野角: 約8′ x 5’ ↑N
NGC 4242は、天の川銀河から約3,000万光年の距離にある表面輝度の低い形のはっきりしない中間渦巻銀河です。見かけの位置は離れていますが、M106と赤方偏移値が近いために実距離が近い伴星雲である可能性も指摘されているようです。
NGC 4242の中心部には、恒星状の非常に小さいおそらくむき出しの核が見えています。低輝度で拡散した銀河では、核の周りの星形成率も、銀河の中心重力ポテンシャルも低く、ダストの量も少なく、このような「裸の」核が存在する場合があるようです。(WFPC2 observations of compact star cluster nuclei in low-luminosity spiral galaxies. MATTHEWS L.D., GALLAGHER J.S.III, KRIST J.E.et. al. 1999AJ)
裸の核は上の写真でも判別できますが、ハッブルの画像を見るとよくわかります。
低輝度で星形成率も低いこの銀河に、超新星 SN 2002buが発見され最大光度15.5等まで明るくなりました。Type IIの超新星として分類されましたが、擬似的超新星、爆発時には光度が8000万倍も上がる高温な青色超巨星の変光星であった疑いが現在かけられています。
りょうけん座〜おおぐま座境界、M106付近。 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(70mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/05/13, +6.0℃, 東御市・観測所 ↑N