NGC 2403(銀河・きりん座)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 45=23分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/03/18, 21h 33m, +2.1℃, 東御市・観測所視野角:52′ x 35′ ↑N
NGC 2403, 光度:8.4 mag, 直径:21.9′ x 12.3′, 分類; SAB(s)cd; HII LINER, z 0.000445, LGG 176
RA 07h36m51.40s DEC +65d36m09.2s (J2000.0)
視野角:約 19′ x 13’ ↑N
NGC 2403は、地球から約1,000万光年離れた位置にあるM81グループに所属する直径約5万光年の中間渦巻銀河です。
この銀河の腕には、電離した水素ガスの赤みを帯びた星形成領域、HII領域が点在しており、その中で最大の物(NGC 2404という単独の番号を持つ)は、2,000光年の広がりを持ちオリオン座大星雲の50個分に相当します。銀河の中には、活発な星形成を裏付ける多数の青白い散開星団が存在し明るいが比較的小さな中心核を持っています。
超新星は、これまでに2個、SN 1954Jと2004DJの2個が発見されています。2004DJは、見かけの明るさ11.2等星で発見され、その元の星は「サンデージ96」と呼ばれる青い超巨星が集まる星団の中にある星でした。SN 1954Jは、擬似的超新星で高光度青色変光星(LBV)であり、自らの放射圧で自身を構成する物質を吹き飛ばしており、これが時々爆発的なものになることで急激な増光が観測されたと考えられています。
(参照:Anne’s Picture of the Day: Spiral Galaxy NGC 2403 )
きりん座 NGC 2403 付近 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(70mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/03/18, +2.0℃, 東御市・観測所 ↑N