M63が小銀河を併合した時の痕跡。恒星ストリーム。

M63(銀河), 光度:8.6mag, 直径:12.6′ x 7.2′, 分類:Sbc
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)、ISO12800, 30s x 80=40分, TS-NJP, TemmaPC, 2017/03/18, -1℃, 東御市・観測所、↑N

2010年にM63他の銀河で伴星雲を併合した名残の恒星ストリームがハロの内外周に見つかりました。このような大きく広がった淡い構造は、我々アマチュアの小さな望遠鏡とデジタルカメラでも確認できるだろう、と予想して撮像してみました。

2〜3時間の露出が目標でしたが、天候が安定せず総露出時間は40分でした。反転高コントラスト処理したものと通常画像を合成して外周部の淡い構造がわかりやすいように処理しました。

結果、最外周部の恒星ストリーム(上画像左上のループ構造)は淡いですが確認できました。デジタルカメラと小口径望遠鏡でも長時間露出すればこのような構造は確認可能なことがわかりました。もう少し長い露出で、恒星ストリームのありそうな銀河を撮像してみると面白そうです。

Discovery of a Stellar Tidal Stream in the Halo of Messier 63 (NGC 5055)
http://www.cosmotography.com/images/small_ngc5055.html

 

 

 

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