NGC2467(散光星雲・とも座)7.1mag 15′
BKP300 1500mm f5, MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造)フルサイズ
ISO12800, 30s x 12, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2015/12/08 長野県東御市
とも座の散光星雲+散開星団。散光星雲とその上に重なるように存在する散開星団は距離も視線速度の方向も異なり関連はありません。この星雲には” Skull and Crossbones nebula “=どくろ星雲という名前があるようですが小さな望遠鏡で連続光の写真ではさっぱり?です。冬の散開、散光星雲はここで一区切りつけて、次回からは春の系外星雲めぐりです。
<2018年6月25日 以下追記>
Sh 2-311(NGC 2467・散開星団・散光星雲・とも座)
Sh 2-311(散光星雲), 光度:–mag, 直径:45′, 分類:E
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、HEUIB-II, ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/1/21 -5℃, 東御市・観測所
視野角:4.2° x 2.8° ↑N(広角カメラ)
Sh 2-311(散光星雲), 光度:–mag, 直径:45′, 分類:E
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造)
ISO12800, 30s x 24, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/12/21 -5℃, 東御市・観測所
視野角: 54′ x 36′ ↑N
散開星団NGC 2467は、この星団の周囲に存在する星雲の核をなす星団と思われてきましたが、この星団はいくつかの距離と年齢の異なる星団が重なり合って見えていることがわかってきました。
この星雲の最も明るい部分は、O6型巨星HD 64315によって電離発光していて、その周囲にはH18, H19といった恒星群がありいずれも天の川銀河のペルセウス腕の中に存在していると推定されています。H18とH19は、視線速度と測光データから推定される距離が大きく異なっていますが二重星団であろうとされています。
Sh 2-311のHII領域が学術的に注目されているのは、準巨星HD 6445や所属不明のHD 64568などの初期型星が多数含まれ、それらの星が周囲の星形成領域に与える影響を観測することができるためです。スピッツアー宇宙望遠鏡などを使用してこれらの星が星形成を誘発している証拠探しが行われています。