M 58(NGC 4579), NGC 4564(銀河・おとめ座)

M 58(NGC 4579), NGC 4564(銀河)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルターなし, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 30=15m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2022/05/04, 20h 54m, +10.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角:  77′ x 51′ ↑ N

M 58(NGC 4579)(銀河)明るさ:10.48 mag, 大きさ:5.9′ x 4.7′, 分類:SAB(rs)b;LINER Sy1.9, z 0.005060, 推定距離:約8,200万光年, 18.404Mpc(非赤方偏移)(NED), LGG 289, RA 12h37m43.5220s,  DEC +11d49m05.498s (J2000.0), 視野角: 12′ x 8′ ↑ N

メシエ58(M58、NGC4579)は、地球から約6,800万光年の距離にある「おとめ座銀河団」に属する銀河です。シャルル・メシエが1779年4月15日に発見し、メシエ59、メシエ60(確認観測)とともに彼のカタログに記載しました。

形態分類は、弱い内輪構造を持つ中間型の棒渦巻銀河とされます。おとめ座銀河団の多くの渦巻銀河(M 90)などと同様、星形成活動はディスクの中央部にしか見られず、中性水素の欠乏する貧血銀河です。LINERタイプ、セイファート1.9の活動銀河核と太陽質量の約7,000万倍の質量のブラックホールを持つとされます。核近傍には、UNCR(超小型核環)と呼ばれる、盛んに星形成を行っている小環が存在します。

超新星、M58ではこれまでに2つの超新星が発見されています。1988年に池谷薫、ロバート・エヴァンス、クリスチャン・ポラス、堀口真吾によって発見されたII型超新星SN 1988Aと、1989年にKimeridzeによって発見されたI型超新星SN 1989Mの2個です。
(参照:Wikipedea 英語版 Messie 58)

NGC 4564(銀河)明るさ:12.05 mag, 大きさ:3.5′ x 1.5′, 分類:E6, z 0.003809, 推定距離:約6千5百万光年, 17.469Mpc(非赤方偏移)(NED), RA 12h36m26.983s,  DEC +11d26m21.42s (J2000.0), 視野角: 8′ x 5′ ↑ N

広域画像の右下に見えているNGC 4564は、おとめ座銀河団に属する銀河で、NedではE6楕円銀河に分類されています。しかし画像を見ると、レンズ状銀河S0のように見えます。Simbadでは、S Cとされています。

かみのけ座、おとめ座、おとめ座銀河団中心付近  ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(85mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/04/03, -3℃, 東御市・観測所 ↑N

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