NGC 4136(銀河)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルターなし, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 30=15m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2022/04/01, 22h 45m, -6.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 52′ x 35′ ↑ N
NGC 4136(銀河)明るさ:11.69 mag, 大きさ:4.0′ x 3.7′, 分類:SAB(r)c HII , z 0.002021, 推定距離:約4,000万光年, 11.506Mpc(非赤方偏移)(NED), LGG 279, RA 12h09m17.693s, DEC +29d55m39.42s (J2000.0), 視野角: 8′ x 5′ ↑ N
この銀河で発見された超新星:SN 1941C
NGC 4136は、かみのけ座にありNGC 4274を中心とするLGG 279グループに所属するとされる中間型の渦状銀河です。この銀河では1941年に超新星SN 1941Cが発見されています。この超新星は、測定されたスペクトル型からおそらくコア崩壊を起こすII 型の超新星だった(発見当時はそういう分類はなかった)と推測されています。
FESEN R.A., WEIL K.E. 2020ApJ…890…15F によると、彼らは、爆発から80年以上経過した、超新星SN 1941Cの発生した場所に、幅の広い高速な酸素輝線を検出しました。これは、SN 1941Cの超新星残骸であり光学的に検出されたコア崩壊型超新星の中では最も古く、年齢が確定した超新星残骸の中では最も若いものの一つである。赤方偏移と青方偏移の非対称性の特徴から、真の超新星残骸でありCas A(カシオペア座 A)と似た特徴がある、としています。
Cas A の光学放射は、約70年の観測期間(1950年から現在)の間に激変し、1950年代前半には北縁に沿ったいくつかの比較的暗い光学フィラメントしか見えなかったが、現在はほぼ完全で明るい放出リングが見られる (Patnaude & Fesen 2014). Cas Aは、SN 1941Cの青と赤の膨張速度の非対称性も共有しているようにみえる。ともしています。
SN 1941Cは、まったく無理ですが、Cas Aは、我々の小さな望遠鏡でも比較的明瞭に撮影できるので、継続して観測(撮影)する意義はありそうです。
Cas A(カシオペアA)明るさ:14.3 mag, 大きさ:5.0′ x 5.0′, 分類:SNR , 推定距離:約11,000光年, RA 23h 23m 26s , DEC +58°48′ (J2000.0), 視野角: 19′ x 13′ ↑ N, 撮影:2022/10/22
かみのけ座 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(50mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/05/24, +10.0℃, 東御市・観測所 ↑N