NGC 3338(銀河), UGC 5832(銀河)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルターなし, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 30=15m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2022/03/03, 23h 55m, -4.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 52′ x 35′ ↑ N
NGC 3338(銀河)明るさ:12.8g mag, 大きさ:3.38′ x 1.26′, 分類:SA(s)c , z 0.004336, 推定距離:約7,300万光年, 22.633Mpc(非赤方偏移)(NED), LGG 214, RA 10h42m07.540s, DEC +13d44m49.20s (J2000.0), 視野角: 12′ x 8′ ↑ N
NGC 3338は、渦状構造が美しいSA型の渦状銀河です。LGG 214グループを形成するとされ、NGC 3389と同じグループの銀河とされています。LGG 214グループは、Simbad ではNGC 3338, NGC 3389の2個の銀河から形成されるとしています。元のLGG カタログでは、NGC 3346, UGC 5832を含む6個の銀河グループとされます。
すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラを用いた、天の川銀河に類似する銀河の衛星銀河を捜索した研究(https://subarutelescope.org/jp/results/2022/08/30/3084.html)の中で、NGC 3338の衛星銀河も捜索されています。それによると、衛星銀河は、確実な物は8個、おそらくそうであろう物は5個見つかったとされています。
UGC 5832(PGC 31930・銀河)明るさ:14.0g mag, 大きさ:1.51′ x 0.75′, 分類:SB? , z 0.004091, 推定距離:約7,000万光年, 18.600 Mpc(非赤方偏移)(NED), LGG 194, RA 10h42m48.450s, DEC +13d27m35.40s (J2000.0), 視野角: 12′ x 8′ ↑ N
UGC 5832は、画面下段の最も明るい崩れた渦状銀河です。左上の弓形に変形した銀河は、LEDA 93071(z 0.02231)その下のだるま型の銀河は、LEDA 31937(z 0.004198)です。いずれも変形した銀河で、他銀河との重力干渉が疑われます。UGC 5832とLEDA 31937は、赤方偏移の値も近いのでかつて干渉していたのかも知れません。
撮影日の夜は温度変化が激しく、途中から合焦位置が変化してしまったようで恒星がおむすび型になってしまいました。せっかくシンチレーションも透明度も良かったのに無念!。
しし座、M 95, M 96, M 105付近 ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(85mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/04/03, -3℃, 東御市・観測所 ↑N