ZTF彗星 (C/2022 E3) 2023/02/16

C/2022 E3 (ZTF)
BKP300 1500mm f5, MPCC-MK3, Sony α7s(modification), ISO12800, 30s x 40=20m, TS NJP, temmaPC, α-SGRIII, -8.0°C, 2023/02/16, 19h32m JST. Tomi City / Observatory, Viewing angle: 52′ x 35′ ↑ N

寒波に見舞われて雪が積もったりと天候に恵まれず9日から15日まで観測不能でした。16日は9日よりイオンテイルが明るく長く伸びていました。9日以降で活性化される事象が起きていたのかもしれません。1時間ほど連続して観測ができたので、後日イオンテイルの動きを分析してみることとします。
もう少し長く撮像を続けたかったのですが、予報に反して20時頃から雲に覆われてしまいました。山の天気は当たりませんね〜、前日は晴れたのですが途中から風花が舞って(星は見えているけど)気がついたら望遠鏡が真っ白になってました。遠隔操作していると風花は気がつきにくく、望遠鏡の中まで雪が入り込むことがあってやっかいな相手です。

*2月22日 イオンテイルの動きをGIFアニメーション化したものを追記

C/2022 E3 (ZTF)
BKP300 1500mm f5, MPCC-MK3, Sony α7s(改造), ISO12800, 1コマ30s x 8=4m x 14コマ=56m, TS NJP, temmaPC, α-SGRIII, -8.0°C, 2023/02/16, 18h53m〜19h49m JST. Tomi City / Observatory, Viewing angle: 61′ x 41′ ↑ N

1コマ4分の画像14コマ、56分間のイオンテイルの変化です。彗星は最盛期を過ぎていて、あまり明るくないイオンテイルをあぶり出すのは大変でした。イオンテイルの形が変形していく様子、彗星の根元から吹き出ている?様子がなんとなく見えているような気がします。もう少し撮影時間が稼げていたら大きな変形の様子はわかりやすくなっていたでしょう、残念。
1月20日の画像では、数分で細いテイルが現れて消えて行くように見えます。イオンの細かい動きを見るためには1分〜2分の時間分解能が必要なようです。そのためには、やはり彗星が明るくないといけません。彗星の明るかった1月末は、北側の木立の死角と天候に翻弄されて長い時間の撮影ができませんでした。春になったら急いで機材の新観測所への移転を進めて次の大彗星?に備えることとします。

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