FU Ori, Barnard 35(オリオン座)

FU Ori(星雲型変光星)とバーナード35(暗黒星雲)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 59=30分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2022/01/31 20h52m, -04℃, 東御市・観測所, 視野角: 77′ x 51′  ↑N

Sh 2-264〜FU Ori
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Sony α7s(新改造)、フィルターなし, ISO12800, 30s x 59=30分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2022/01/07  -6.0℃, 東御市・観測所, ↑N

FU Ori(星雲型変光星), 明るさ:V 9.60[〜]mag, 周期:不定 FU Ori型変光星
Barnard 35(暗黒星雲)

FU Oriは、オリオン座にあるFU Ori型変光星の代表星です。1939年に発見されて16等から9等まで増光、その後ずーと9等星前後の明るさで輝いています。この星雲型変光星を取り囲むように存在する星雲は、バーナード(Barnard)35と呼ばれる暗黒星雲とCed 59、LDN 1594などのHII領域と分子雲の混在した星雲です。
FU Oriは(反射)星雲を伴う変光星で周囲に複数のHH(ハービッグハロー)天体が存在します。短い期間でその形態を変える可能性があるので、変化を期待して今回撮影した画像と、DSSの画像(1953年〜)をブリンクコンパレーターソフトで比較してみました。


結果、すぐに見つかったのは、Ross 49という疾走星でした。(写真上←印)疾走星は恒星間を高速に移動している恒星でDSS2の画像よりだいぶ移動していることがわかります。移動方向からRoss 49はSh 2-264の中心方向にかつてはあったようです。写真上、○で囲まれている天体は2022年の画像では消えています。場所がらから判断するとHH天体だったのかもしれません。

写真下は、FU Ori 近傍です。FU Oriを取り囲む星雲の変化はまったくわかりません、残念。

オリオン座 頭部 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), Pentax K70(改造), ASNフィルター, ISO3200, 120s x 16=32分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2022/01/07, -6.0℃, 東御市・観測所 ↑N

 

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