NGC 1365(銀河・ろ座)

NGC 1365 (銀河)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 60=30m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/12/04, 22h 14m, -1.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角:  52′ x 35′ ↑ N

NGC 1365(銀河)明るさ:10.32 mag, 大きさ:11.2′ x 6.2′, 分類:(R’)SBb(s)b;HII Sy1.8, z 0.005457, 推定距離:約6千9百万光年, 16.560 Mpc(非赤方偏移)(NED),  LGG 094, RA 03h33m36.371s,  DEC -36d08m25.45s (J2000.0), 視野角: 19′ x 13′ ↑ N

NGC 1365 は、およそ6千9百万光年の推定距離にある、ろ座銀河団に所属する巨大な棒渦状銀河です。棒構造は銀河の中心を横切る長い構造と、中心部でやや傾いた小さな明るい棒構造の二重構造のように見えます。長い棒構造の上には鮮明なダストの帯が棒構造を横断するように見えていて、これは南北にある太い腕にまで伸びているようです。この変則的なダストの帯は、おそらく銀河の合体の結果なのでしょう。

南北に延びるZ型の腕は、おとめ座のNGC 4536によく似ています、NGC 4536も強いHII核を持ちスターバーストを起こしている棒渦状銀河です。NGC 1365の中心部には光速に近い速さで回転する巨大ブラックホールが発見されています、棒構造はこのブラックホールにガスと塵を供給する機関として働いています。

NGC 1365では、現在までに1957C、1983V、2001du、2012frの4つの超新星が発見されています。

ろ座〜エリダヌス座  ファインディングチャート
Pentax DFA70-200mmf2.8(70mm f2.8), Pentax K5IIS(ノーマル), ASNフィルター, ISO3200, 120s x 8=16分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/12/04, -1.0℃, 東御市・観測所 ↑N

この領域には、ろ座銀河団、ろ座銀河群があり、いくつかの興味深い大きな銀河が存在します。しかし、日本からは低い位置にしか見えず条件良く観測するのは、なかなか困難です。

コメントを残す

コメントを投稿するには、以下のいずれかでログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中