NGC 7331と近傍の銀河(銀河)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 30=15m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/11/05, 18h 40m, +5.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 52 ′ x 35 ′ ↑ N
NGC 7331付近拡大 視野角: 19 ′ x 13 ′ ↑ N
NGC 7331(銀河)明るさ:10.35 mag, 大きさ:10.5′ x 3.7′, 分類:SA(s)b;HII LINER , z 0.002722, 推定距離:約2千2百万光年, 13.427Mpc(非赤方偏移)(NED), LGG 459, RA 22h37m04.014s, DEC +34d24m55.87s (J2000.0)
NGC 7325(NED)(二重星の誤認) RA 22h36m48.6s, DEC +34d21m55s
NGC 7325(Simbad)(銀河)明るさ:B16.6 mag, 大きさ:- -′, 分類:- -, z(〜) 0.028423, 推定距離:- -, – -(非赤方偏移)(NED), RA 22h36m33s, DEC +34d30m05s (J2000.0)
NGC 7326(NED)(二重星の誤認) RA 22h36m52.0s, DEC +34d25m23s
NGC 7326(Simbad)(銀河)明るさ:B15.7 mag, 大きさ:- -′, 分類:- -, z(〜) 0.027686 , 推定距離:- -, – -(非赤方偏移)(NED), RA 22h36m22.7s, DEC +34d32m37s (J2000.0)
NGC 7333(二重星の誤認) RA 22h37m11.6s, DEC +34d26m14s
NGC 7335(銀河)明るさ:14.44 mag, 大きさ:1.3′ x 0.6′, 分類:SA(rs)0+ , z 0.021008, 推定距離:約2億6千3百万光年, – -Mpc(非赤方偏移)(NED), RA 22h37m19.394s, DEC +34d26m51.87s (J2000.0)
NGC 7336(銀河)明るさ:15 mag, 大きさ:0.4′ x 0.3′, 分類:- -, z 0.029354, 推定距離:約3億7千1百万光年, – -Mpc(非赤方偏移)(NED), RA 22h37m21.940s, DEC +34d28m54.33s (J2000.0)
NGC 7337(銀河)明るさ:15.24 mag, 大きさ:1.1′ x 0.9′, 分類:SB(rs)b , z 0.021952, 推定距離:約2億7千5百万光年, – -Mpc(非赤方偏移)(NED), RA 22h37m26.62s, DEC +34d22m27.5s (J2000.0)
NGC 7338(二重星の誤認) RA 22h37m31.3s, DEC +34d24m50s
NGC 7340(銀河)明るさ:14.68 mag, 大きさ:0.9′ x 0.6′, 分類:E? , z 0.021348, 推定距離:約2億6千8百万光年, – -Mpc(非赤方偏移)(NED), RA 22h37m44.218s, DEC +34d24m35.96s (J2000.0)
NGC 7331は、約2,200万光年〜4,300万光年の距離にある棒構造の無い渦状銀河です。天の川銀河に近い位置にあるため見かけの大きさは大きく明るく見応えのある銀河です。この銀河までの距離は最も悩ましい測定誤差の大きい範囲にあるため誤差の少ない正確な距離はつかめていません。
この銀河の周囲には、比較的明るい銀河がいくつも見えていますが、NGCカタログの番号は、二重星の誤認等を含み注意が必要です。NGC 7325とNGC 7326は、二重星の誤認ですが Simbadでは、北西にある2つの小銀河にこの番号をあてています。NEDでは2重星として登録されています。NGC 7333とNGC 7338も二重星の誤認で、こちらは、Simbadにも登録はありません。NGC 7327は、どの星をさすものか不明で同定できていません。
NGC 7331銀河群
NGC 7331グループは、NGC 7331, NGC 7335, NGC 7336, NGC 7337, NGC 7340で構成される見かけ上の銀河の集まりですが、NGC 7331は周囲の銀河に比べはるかに手前にある関連の無い銀河です。NGC 7331銀河群は名称だけは残っていますが銀河群ではありません。日本語版ウィキペデアでは「NGC 7331銀河群(NGC 7331 Group)は、ペガスス座に位置する銀河群である。最も明るい銀河は、渦巻銀河NGC 7331である。」となっていますが誤解を招きそうな正確でない記述です。英語版では真の銀河群ではない旨が説明されています。
超新星
*複数の超新星爆発が観測されている。SN 1959DはIIL型超新星で、NGC 7331で最初に確認された超新星である。この超新星はパロマー天文台での調査でミルトン・ヒューマソンとH・S・ゲイツによって発見された。より最近の超新星としてはSN 2013buとSN 2014Cがあり、後者は水素の少ないIb型から水素の多いIIn型へと1年間で「変形」した珍しい超新星だった。(英語版、ウィキペデアより)
*II-L型超新星SN 1959Dは、この銀河で発生したことが確認された唯一の超新星である。(日本語版、ウィキペデアより)
日本語版の記述は、少なくとも2013年より古い資料を参照していることがわかります。銀河に関して調べるときは英語版のウィキペデアを参照した方がよさそうです。
これも機材の調子もシンチレーションも冴えず画像も冴えません。再撮影対象としておきましょう。*このブログでは星座名は日本で広く慣用的に使われているペガサス座を採用しています。
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