NGC 5678(銀河・りゅう座)

NGC 5678(銀河)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 30=15m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/06/08, 22h 10m, +12.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 52 ′ x 35 ′ ↑ N

NGC 5678(銀河)明るさ:12.6g mag, 大きさ:1.34′ x 1.19′, 分類:SAB(rs)b LINER , z 0.006344, 推定距離:約8千8百万光年, 27.868Mpc(非赤方偏移)(NED), RA 14h32m05.610s,  DEC +57d55m17.20s (J2000.0), 視野角:  8′ x 5′ ↑ N

NGC 5678は、活動銀河核(AGN)を持つ渦状銀河でNEDではLinerタイプの活動銀河核とされます。銀河の腕は、大きな活性の高い領域が連なる羊毛状腕のように見え、渦巻構造ははっきりしません。比較的天の川銀河から近い距離にある銀河のため、多数のHII領域が銀河の中には発見されています。近くにある銀河NGC 5667, NGC 5831, NGC 5526と小グループを形成しているとされます。

PGC 51922(銀河)明るさ:16 mag, 大きさ:0.16′ x 0.16′, 分類:S0^-^ , z 0.063347, 推定距離:約8億8千6百万光年, – -Mpc(非赤方偏移)(NED),

NGC 5678の真北に見える小さなレンズ状銀河です。Simbadでは、z(~) 0.006151(2002)としていて、それが正しいとするとNGC 5678の実際にも近くにある銀河ということになります。しかしNEDでは、z 0.063347(2016)とされていて、赤方偏位からの推定距離は約9億光年とされています。見かけの形状とNGC 5678とまったく相互作用の形跡が見えないことからNEDの推定距離は遠すぎるような気もしますが、NGC 5678よりかなり遠方にある関連しない銀河で間違いないでしょう。NGC 5678の周りにはこのような小銀河がいくつも見えているので、見かけ上、遠方の小銀河団に重なるような位置にあるようです。

NSC J143112+575650(銀河団)明るさ:- – mag, 大きさ:- -′, 分類:- – , z 0.1107, 推定距離:約14億7千9百万光年(NED), RA 14h31m12.2s,  DEC +57d56m50s (J2000.0), 視野角:  8′ x 5′ ↑ N

広域画像でNGC 5678の西側に見えている銀河団です。この領域の周囲には、多数の遠方の銀河団を見ることができます。

おおぐま座 りゅう座 うしかい座 境界付近  ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(70mm f4.5), ASNフィルター, Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/06/08, +12.0℃, 東御市・観測所 ↑N

原則12.4等より明るい星雲をマークしています。が、Blog掲載銀河では12.4等より暗い物もあるので、それらは小さな星雲マークをつけて表記することとしました。

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