Sh 2-45(M 17・散光星雲・いて座)

Sh 2-45(M 17・散光星雲・HII領域・いて座)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, QBPフィルター, Sony α7s (新改造), ISO25600, 30s x 36=18m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/06/11, 00h 12m, +14.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 77 ′ x 51 ′ ↑ N

Sh 2-45 (M 17) 周辺
TS FSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70 (改造), QBPフィルター, ISO6400, 120s x 9= 18m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/06/11, 00h 12m, +14.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 4.2° x 2.8°(広角カメラ), ↑N

Sh 2-45(M 17・散光星雲), 明るさ:6.0mag, 大きさ: 60′, 分類: HII, RA 18h 20m 46.0s DEC -16d 10m 24s (J2000.0)

その形からオメガ星雲、はくちょう星雲などの愛称があるM 17星雲(Sh 2-45)は、太陽系から5,000〜6,000光年(2000pc)の距離にあり、直径は約15光年とされます。M 17は、へび座OB1星群に所属する巨大な若い星団NGC 6618(年齢およそ100万歳)を内包し、その中心部にある、O4V-O4Vの二重星系(クライマン星)を主体として、O5V星2個、B9より高温の星100個により電離発光されています。これは、オリオン座の大星雲M42(B9より高温の星8個)の発する紫外線量の25倍もの紫外線を放出していることとなります。

星雲の最も明るい場所は、星雲全体の南西部分でオリオン雲群全体の約3倍の大きさとなります。星雲の中央部分は濃く暗い分子雲の帯に隠されていて、北東側に見えるIC 4706を南西部の明るい部分と分断しています。これらの星雲は、いずれも同じ分子雲の一部で、およそ3万太陽質量を超える水素分子を含んでおり、盛んに星形成が行われています。M17 の手前には、約 2000 太陽質量の水素分子を含む秒速 -23 km の第二の分子雲があり、NGC 6618からの放射によって電離しない程度の場所に位置しています。

メシエ17は、オリオン座の大星雲として有名なメシエ42と形状が似ていますが、地球から見て正面から見えるM42とは異なり、端から見ています。M17星雲は、M42よりも星形成物質や若い星がかなり豊富で、距離もずっと離れています。オリオン星雲は、地球から約1300光年の距離にあり、太陽系と同じ天の川のオリオン腕という渦巻腕の中にあります。
(参照:http://galaxymap.org/cat/view/sharpless/45, 参照:https://www.messier-objects.com/messier-17-omega-nebula/)

シャープレスは、IC 4706とM17を含めて1つのHII領域Sh 2-45として分類しています。後日の研究で同じ分子雲の中にあるとされていますから先見の明があったとしか言いようがありません。

SNR G015.1-01.6(超新星残骸), 明るさ:–, 大きさ: 30′ x 24′, 分類: SNR, RA 18h 24m 00.0s DEC -16d 34m 00s (J2000.0)
M 17を撮影するとその南東側に丸い環のような星雲が写ります。シャープレスのカタログにもLBNカタログにも掲載はありません。形状からすると超新星残骸のように見えるので調べてみるとSNR G015.1-01.6でした。広角カメラの北側にも天の川に重なるように赤い星雲が写っていますが、これはいくつかの小さなHII領域として分類されているようです。

M 18(NGC 6613・散開星団), 明るさ:7.5mag, 大きさ: 9.8′, 分類: OpC, RA 18h 19m 58.0s DEC -17d 06m 06s (J2000.0)
目立たない小さな散開星団ですが、メシエナンバーが付与されている星団です。星団の年齢は若くおよそ3,300万年、多数のB型星から形成されます。距離はおよそ1.3Kpcとされ、見かけの位置は、へび座OB1星群(2.1Kpc)といて座OB1星群の狭間にあります。
2018 MNRAS.473..849D CHENTSOV E.L., SENDZIKAS E.G., YUSHKIN M.V.らによると、高分解能分光法を用いて2次元スペクトル分類とスペクトル視差の手法で距離を求めたところ、NGC 6613の7個の星団のメンバーは、平均距離は2.2 ± 0.1 kpcでした。星団NGC6613はへび座OB1A星群のメンバーであり、その影響を考慮した星形成の記述が必要であることがわかりました。としています。
この星団は、撮影画像を見ると淡い星雲(赤くない)に覆われているように見えるのですが、調べたところ該当する星雲は見つからず、近くにGN 18.17.3という反射星雲があるのみでした。

Sh 2-47
(散光星雲), 明るさ:–, 大きさ: 5′, 分類: HII, RA 18h 17m 44.4s DEC -15d 36m 50s (J2000.0)
データの位置にはなにもありません。西に1分ほど離れた位置に小さなHII領域LBN 59があるので、これがSh 2-47だと思いますがすっきりしません。電離星はおそらく星雲内にあるBD-15 4917とされます。

Sh 2-44(散光星雲), 明るさ:–, 大きさ: 60′, 分類: HII, RA 18h 16m 28.8s DEC -16d 44m 01s (J2000.0)
詳しくは別項目 Sh 2-44を参照して下さい。

Sh 2-50(散光星雲), 明るさ:–, 大きさ: 35′, 分類: HII, RA 18h 25m 30.2s DEC -14d 42m 42s (J2000.0)

へび座OB星群、たて座OB星群

いて座〜たて座〜へび座
Pentax PDA50-135mmf2.8(70mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ASNフィルター, ISO3200, 120s x 9=18分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/06/09, 00h 15m, +12.0℃, 東御市・観測所 ↑N

いて座、たて座、へび座境界 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII,2020/06/16, 14℃, 東御市・観測所 ↑N

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