NGC 4725の干渉残痕(銀河・かみのけ座)

NGC 4725とその周辺(銀河)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 90 x 2=90m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/03/10 + 2021/03/15, – -h – -m,   – -℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 52 ′ x 35 ′ ↑ N

NGC 4725の干渉残痕(スターストリーム)を見るために、2日分90分露出してみました。撮影日二日間とも大気の揺らぎ大きく冴えない画像なのが残念。それでもNGC 4725の腕と周辺の淡い構造が以前よりは見えてきました。前シーズンの画像はこちらにあります。周囲の銀河を含めた画像とデータは、こちらの過去の投稿にあります。

NGC 4747とNGC 4725の干渉痕。おそらくNGC 4725との重力干渉で大きく乱れた腕を持つNGC 4747ですが、二つの銀河の間には干渉痕らしいものはやはり見えません(残念)NGC4747に見えるストリームNT, STは、ループ状で閉じているようです。

NGC 4725の複数の腕。腕の一本しかない銀河として紹介されることがありますが未発達の淡い複数の腕が存在することがわかります。

無名銀河G3方向への干渉痕。G3は小さな無名銀河です。赤方偏位等のデータが無いためNGC 4725の伴星雲なのかどうかはわかりません。この銀河方向に腕から引き出されたような淡い構造が見えます。NGC 4725の腕の中にはNGP9 F378-0075727という小銀河が見えていますが、これも伴星雲かどうかはわかりません。

NGC4712との間にも何もなく、やはりデータ通りこの銀河は関連しない遠方にある銀河のようです。

2021年シーズンは、大気の状況の良い日に恵まれず長時間露出したにもかかわらず結果は今ひとつでした。なかなか思い通りにはいかないもんです。

かみのけ座  ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(50mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/05/24, +10.0℃, 東御市・観測所 ↑N

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