NGC 4710, IC 3806(銀河)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 23=12m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/04/10, 22h 57m, -1.0℃, 東御市 / 観測所
視野角: 52 ′ x 35 ′ ↑ N
NGC 4710(銀河)明るさ:11.91 mag, 大きさ:4.9′ x 1.2′, 分類:SA(r)0+? sp HII, z 0.003676, 推定距離:約6千3百万光年, 非赤方偏移16.800Mpc (NED), RA 12h49m38.831s, DEC +15d09m55.61s(J2000.0), 視野角: 12′ x 8′ ↑ N
NGC 4710は、距離およそ6,000万光年にある、おとめ座銀河団の銀河です。渦状構造を持つレンズ状銀河ですが、その最大の特徴は中心付近のバルジがX字型の構造に見えること、このような構造は、「ピーナツ型」「箱形」バルジと呼ばれています。上の画像ではわかりづらいですが、このX構造を貫くように厚いダストの帯が存在しています。濃いダストの帯は、恒星ディスクより短く別構造であるかのように見えます。
この銀河はハッブル宇宙望遠鏡によって観測研究されていて、こちらで詳しく解説されています。 https://esahubble.org/news/heic0914/
IC 3806銀河)明るさ:14.1g mag, 大きさ:1.65′ x 0.59′, 分類:Sa?, z 0.004673, 推定距離:約7千6百万光年, 非赤方偏移 – -Mpc (NED), RA 12h48m55.360s, DEC +14d54m28.40s (J2000.0), 視野角: 12′ x 8′ ↑ N
赤方偏移値からの推定距離は約7,600万光年ですが、おとめ座銀河団の銀河は高速に移動しているので赤方偏移値からの距離推定は、あまりあてになりません。
かみのけ座、おとめ座、おとめ座銀河団中心付近 ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(85mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/04/03, -3℃, 東御市・観測所 ↑N
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