NGC 4064, NGC 4049(銀河)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 23=12m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/04/10, 22h 20m, -1.0℃, 東御市 / 観測所
視野角: 52 ′ x 35 ′ ↑ N
NGC 4064(銀河)明るさ:12.5B mag, 大きさ:4.2′ x 1.8′, 分類:SB(s)a: pec, z 0.00302, 推定距離:約5千9百万光年(NED), 16Mpc, RA 12h04m11.155s, DEC +18d26m36.31s (J2000.0), 視野角: 12′ x 8′ ↑ N
NGC 4064は、おとめ座銀河団の外縁部にあり銀河団のメンバーとしては最遠部に存在する銀河です。SB棒渦状銀河に分類されますが、細長い棒構造が巻きのはっきりしない腕に繫がっているように見えます。pecコメントがつくように普通のSB銀河ではありません。矢印の円形の星雲状天体は伴銀河なら面白いのですがおそらくNGC 4064のディスクの向こうに見える遠方の銀河でしょう。
CORTES J.R.他(2006 AJ)によれば、銀河団外縁部に位置するNGC4064は、比較的乱れの少ない外側の恒星円盤と中心部のバーを持っています。Hα線の放射は中心部の1キロパーセクに限られ、明るい星形成領域がより暗いフィラメントに囲まれた棒状の列をなしている。星形成円盤は急速に縮小しており、NGC 4064は、最近他の小銀河との合併や潮汐相互作用を起こしたことを示唆する。現在の星形成率とガス量の観測から、銀河は今後30億年以内に小さな塊のS0レンズ状銀河になることが予想される。これは円盤外側のガスを取り除くラム圧剥離と、重力相互作用の独立した効果の結果であろう。これらの効果が相まって、銀河の形態は今後一変する。としています。
NGC 4049(銀河)明るさ:14.2 B mag, 大きさ:0.9′ x 0.7′, 分類:Irr?, z 0.00277, 推定距離:約5千5百万光年(NED), 17.1Mpc, RA 12h02m54.70s, DEC +18d45m09.0s (J2000.0), 視野角: 8′ x 5′ ↑ N
おそらくこの銀河もおとめ座銀河団の外縁部にある不規則銀河でしょう。
かみのけ座 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(50mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/05/24, +10.0℃, 東御市・観測所 ↑N
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