Sh 2-274(Abell 21・惑星状星雲・ふたご座)

Sh 2-274 (Abell 21・惑星状星雲・ふたご座)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, QBPフィルター, Sony α7s (新改造), ISO25600, 30s x 45=23m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/02/10, 21h 25m, -0.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 77 ′ x 51 ′ ↑ N

Sh 2-274 (Abell 21・惑星状星雲), 明るさ:–, 大きさ: 8′, 分類: PN, RA 07h 29m 06.4s DEC +13d 15m 43s (J2000.0)

Sh 2-274は、シャープレスカタログに掲載されていますが、散光星雲ではなく惑星状星雲です。かつては、超新星残骸に分類されていました。惑星状星雲なのでOIII輝線も強かろうとQBPフィルターを使用して撮影してみましたが、その分布がわかるほどOIII輝線は強くはないようです。ほぼ赤一色に見えます。

Abell はややこしいことに惑星状星雲のカタログと銀河団のカタログがあるので、各種データベースから検索する場合は注意が必要です。Abell 21では正しく検索されないので、PN A66 21 と打ち込みます。

ふたご座〜こいぬ座 境界付近 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), ASNフィルター、Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2021/02/10, -0.0℃, 東御市・観測所 ↑N

冬の天の川からは外れ派手な散光星雲は姿を消し、系外星雲もあまり見えない、少々うら寂しい領域です。
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<以下過去の投稿>

Sh 2-274(Abell 21・惑星状星雲・ふたご座)

視野角:4.2° x 2.8° ↑N(広角カメラ)
Sh 2-274(Abell 21, 惑星状星雲), 光度:11.3 mag, 直径:10′ x 6′, 分類:P
NGC 2395(散開星団), 光度:8.0mag, 直径:15′, 分類:III1p
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、HEUIB-II
ISO3200, 90s x 7, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/01/27 2℃ 東御市・観測所

中央の赤い星雲が惑星状星雲Sh 2-274(Abell 21)です。北西の散開星団NGC 2395はまばらな星団で写真では回りの微光星に埋もれてしまい目立ちません。

視野角:80′ x 50’↑N
Sh 2-274(惑星状星雲), 光度:11.3 mag, 直径:10′ x 6′, 分類:P
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3,  HEUIB-II, Sony α7s(新改造)フルサイズ
ISO12800, 30s x 16, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/01/27 2℃ 東御市・観測所

Sh 2-274(Abell 21)は、直径8’全光度で11.3等と立派な星雲ですがなぜか1955年まで発見されませんでした。しかもその分類は当初超新星残骸とされていましたが、1970年にソ連の研究者によって惑星状星雲であることが判明しました。写真を拡大してみると真っ青な中心星がはっきりと認められリング状に広がる青雲の外観からも超新星残骸には見えないと思うのですがなにか別に理由があったのかも知れません。英語圏での愛称は「メデューサの首」と、あまりありがたくない愛称がつけられています。

視野角:約20′ x 13’ ↑N

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