Sh 2-311 (散光星雲+散開星団・とも座)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, QBPフィルター, Sony α7s (新改造), ISO25600, 30s x 45=23m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/12/18, 01h 48m, -6.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 77 ′ x 51 ′ ↑ N
Sh 2-311 周辺 (とも座)
TS FSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70 (改造), QBPフィルター, ISO6400, 90s x 16= 24m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/12/18, 01h 48m, -6.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 4.2° x 2.8°(広角カメラ), ↑N
Sh 2-311(散光星雲+散開星団), 明るさ:–, 大きさ: 45′, 分類: HII + OCl, RA 07h 52m 20.4s DEC -26d 26m 28s (J2000.0)
Sh 2-311は、とも座にある明るい散光星雲で、散開星団NGC 2467を含みます。散開星団NGC 2467は、この星団の周囲に存在する星雲の核をなす星団と思われてきましたが、この星団はいくつかの距離と年齢の異なる星団が重なり合って見えていることがわかってきました。
この星雲の最も明るい部分は、O6型巨星HD 64315によって電離発光していて、その周囲にはH18, H19といった恒星群がありいずれも天の川銀河のペルセウス腕の中に存在していると推定されています。H18とH19は、視線速度と測光データから推定される距離が大きく異なっていますが二重星団であろうとされています。(異論あり)
Sh 2-311のHII領域が学術的に注目されているのは、準巨星HD 6445や所属不明のHD 64568などの初期型星が多数含まれ、それらの星が周囲の星形成領域に与える影響を観測することができるためです。スピッツアー宇宙望遠鏡などを使用してこれらの星が星形成を誘発している証拠探しが行われています。
(過去の投稿より引用)
今回は、QBPフィルターを使用して撮影したので、カラーの元画像をRGBに分離してみました。R=「ほぼHα」がやはり圧倒的に強いのですが、G=「だいたいOIII」は星雲東側に存在し、おそらく、HD 64568によって励起されていると推測されます。H19の回りの丸く輝度の高い星雲は、ほぼHαだけで光っているようです。 B=「Hβ+反射成分?」かな?。
とも座北部 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), ASNフィルター、Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/12/18, -6.0℃, 東御市・観測所 ↑N
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<以下過去の投稿>
Sh 2-311(NGC 2467・散開星団・散光星雲・とも座)
Sh 2-311(散光星雲), 光度:–mag, 大きさ: 45′, 分類: HII
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 45=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/02/23, 21h 32m, -2.0℃, 東御市・観測所視野角:77′ x 51′ ↑N
Sh 2-311(散光星雲)周辺
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、HEUIB-II, ISO3200, 90s x 16= 24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/02/23, 21h 32m, -2.0℃, 東御市・観測所
視野角:4.2° x 2.8° ↑N(広角カメラ)
とも座中部 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(80mm f3.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/02/23, -2.0℃, 東御市・観測所 ↑N