Sh 2-310 中心部(散光星雲・おおいぬ座)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, QBPフィルター, Sony α7s (新改造), ISO25600, 30s x 45=23m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/11/15, 03h 01m, +2.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 77 ′ x 51 ′ ↑ N
Sh 2-310 (おおいぬ座)
TS FSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70 (改造), LPS-Dフィルター, ISO3200, 90s x 16= 24m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/11/15, 03h 01m, +2.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 4.2° x 2.8°(広角カメラ), ↑N
Sh 2-310(散光星雲), 明るさ:–, 大きさ: 480′, 分類: HII, RA 07h 24m DEC -25d 30m (J2000.0)
Sh 2-310は、O型青色超巨星τ CMa, UW CMa を中心とする広大な(480分角)単一のHII領域とされます。ファインディングチャートでは便宜上明るい部分だけを明示しましたが、LBN 1054, LBN 1055もSh 2-310に含まれます。この領域には、複数のO型星が存在しそれらの星によって星雲は電離発光しています。特に明るいτ CMa, UW CMa2つの星からの強い放射がこの星雲を形成しているのだろうとされています。
Sh 2-310の明るい中心部の近くには、生まれたての赤色超巨星VY CMaがあり、この星は放出した大きな塵の雲から強い赤外線を放出しています。B1型のHD 58011も星雲の電離に寄与している可能性があります。
この星雲までの距離は、1700 pc +/- 300 [1989BAICz..40…42A] とされます。ただし、VY CMaの電波視差から距離を測定したところ、1140(+110/-90)と推定されたので、もっと近い距離にある可能性があります。
(参照:galaxymap.org)
おおいぬ座 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), ASNフィルター、Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/11/15, +2.0℃, 東御市・観測所 ↑N
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