NGC 910 GrG(銀河群・アンドロメダ座)

NGC 910 GrG(ACO 347・銀河群・アンドロメダ座)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 45=23m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/11/12, 22h 20m, +3.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 52 ′ x 35 ′ ↑ N

NGC 910 GrG(ACO 347・銀河群・アンドロメダ座)視野角: 77 ′ x 51 ′ ↑ N

NGC 910銀河群(グループ)は、アンドロメダ座の大きな紡錘状銀河NGC 891の近傍にあるNGC 910を中心とする12個〜60個(カタログによって異なる)の銀河からなる銀河群です。NGC 910 銀河群は、Abellの銀河団カタログでは、Abell 347です。上の視野にはPGC番号の小さな銀河も多数写り込んでいますが、きりがないのでNGC番号のある銀河だけをピックアップしました。この銀河群の中のNGC 番号のある明るい銀河は、渦状銀河が多くレンズ状銀河はありません。いずれの銀河も過度の変形を受けた様子が無いことから銀河団が過密ではないか、もしくは重力的な結びつきが弱いのでしょう。

NGC 898(銀河)明るさ:13.84 mag, 大きさ:1.9′ x 0.5′, 分類:Sab, z 0.017988, 推測距離:22,900万光年(NED), RA 02h23m20.37s DEC +41d57m05.1s (J2000.0), 視野角: 8 ′ x 5 ′ ↑ N
Simbad では、分類をdEとしています。PanSTARRSの画像を見ると渦巻構造が見えるので渦状銀河でしょう。中心核が明るくダストの帯がある割には腕も明るいので、何らかの活性化を受けているかもしれません。

NGC 906(銀河)明るさ:13.76 mag, 大きさ:1.8′ x 1.6′, 分類:SBab , z 0.015611, 推測距離:19,800万光年(NED), RA 02h25m16.26s DEC +42d05m23.6s (J2000.0), 上

銀河群の中にある銀河としては珍しく整った形をしています。

NGC 909(銀河)明るさ:14.28 mag, 大きさ:0.9′ x 0.9′, 分類:E, z 0.016605, 推測距離:21,100万光年(NED), RA 02h25m22.793s DEC +42d02m08.41s (J2000.0), 下
視野角: 8 ′ x 5 ′ ↑ N

NGC 910(銀河)明るさ:13.2 mag, 大きさ:2.0′ x 2.0′, 分類:E+, z 0.017062, 推測距離:21,700万光年(NED), RA 02h25m26.78s DEC +41d49m27.4s (J2000.0)

NGC 910銀河群(Abell 347)の中心銀河であり、cD銀河と呼ばれる巨大楕円銀河とされています。ただし見かけの大きさと距離だけから推測すると巨大楕円銀河とするのには少々疑問が残ります。

NGC 912(銀河)明るさ:15.0 mag, 大きさ:0.25′ x 0.25.3′, 分類:E, z 0.014700, 推測距離:18,600万光年(NED), RA 02h25m42.727s DEC +41d46m38.77s (J2000.0)
NGC 913(銀河)明るさ:16.0 mag, 大きさ:0.7′ x 0.4′, 分類:E, z 0.016728, 推測距離:21,200万光年(NED), RA 02h25m44.64s DEC +41d47m57.9s (J2000.0),
視野角: 12 ′ x 8 ′ ↑ N

NGC 911(銀河)明るさ:13.73 mag, 大きさ:1.7′ x 0.9′, 分類:E, z 0.019233, 推測距離:24,500万光年(NED), RA 02h25m42.40s DEC +41d57m22.6s (J2000.0), 視野角: 8 ′ x 5 ′ ↑ N
PanSTARRSの画像を見るとダストの帯が見えます。単純な楕円銀河(E)ではないでしょう。

NGC 914(銀河)明るさ:13.66 mag, 大きさ:1.8′ x 1.3′, 分類:SA(s)c, z 0.018466, 推測距離:23,500万光年(NED), RA 02h26m05.18s DEC +42d08m38.7s (J2000.0), 視野角: 8 ′ x 5 ′ ↑ N
NGC 923(銀河)明るさ:14.47 mag, 大きさ:0.8′ x 0.5′, 分類:Sb:, z 0.018853, 推測距離:24,000万光年(NED), RA 02h27m34.64s DEC +41d58m39.4s (J2000.0)上

PGC 9348(銀河)明るさ:15.7 mag, 大きさ:0.6′ x 0.3′, 分類:S, z 0.018796, 推測距離:23,900万光年(NED)下
視野角: 8 ′ x 5 ′ ↑ N

アンドロメダ座〜ペルセウス座 境界付近  ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ASNフィルター, ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/11/12, +3.0℃, 東御市・観測所 ↑N

*銀河群の呼称について
このBlogでの銀河団、銀河群、コンパクト銀河群の呼称が筆者の理解不足から少々曖昧なので、今後は統一し、過去の投稿は順次修正しよう!と、思ったのですが・・・。

Wiki 日本語版より
銀河団、数百個〜数千個の銀河からなるもの。英名 cluster of galaxies, ClG
銀河群、50個程度かそれ以下の銀河からなるもの。英名 group of galaxies, GrG

この定義に従うとNGC 910 銀河群は、あれ?銀河団か銀河群かカタログによって異なりますね〜。Simbadによれば、[CHM2007] LDC 224だとするとGrG銀河グループなのに300個も銀河があります。ACO 347だとすると、ClG銀河団なのに57個しかありません。実は銀河団と銀河群の厳密な定義がないためストラスブールの総本山Simbad様も区別のしようがないようです。

もう一つ銀河群と銀河団の呼称を曖昧にしているのは、Abellカタログです。Abellカタログは銀河団のカタログと惑星状星雲のカタログがあります。どちらも同じAbell カタログなので区別がつかず、星図等では区別をつけるために、銀河団のカタログをAGCと表記している物もあります。Abellの独自の分類法により50個未満のグループも銀河団として登録しているので、銀河グループ(群)と呼ぶべきものもその中には多数含まれています。Simbadでは、Abellの銀河団カタログは、ACO(Abell+Corwin+Olowin)として表記されています。1950年代に作られたカタログなのでその後の観測機材の進歩から新しい知見も観測できる銀河の数も飛躍的に増えたので、あまり参考にはならないかも知れません。

これを書いているうちにまたこんがらがって来ました。とりあえず明確な定義がないということなので、おとめ座銀河団など明白な銀河団以外は、銀河群と呼び、10個前後のごく少数の銀河からなる銀河群は銀河グループという呼称も併記します。Abellカタログは、ACOXXXと表記することとしましょう。

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