NGC 507 GrG(銀河群・うお座)

NGC 507 GrG(銀河群・うお座)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 23=12m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/10/20, 23h 00m, +6.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 52 ′ x 35 ′ ↑ N

NGC 507 GrG(銀河群・うお座)視野角: 77 ′ x 51 ′ ↑ N

NGC 507群(グループ)は、うお座の北東端、M33の近くにある大きな銀河グループです。この銀河群は、ペルセウス座・うお座超銀河団の一部であり、NGC 383グループと共にうお座銀河団と呼ばれることもあります。この領域は、おそらく出自の異なる銀河が複雑に入り組んでいるようで、カタログによって所属する銀河は9個〜29個とかなり異なります。今回は主な銀河の推測距離を見ながらグループの銀河を巡ってみましょう。

NGC 483(銀河)明るさ:14.1 mag, 大きさ:0.7′ x 0.7′, 分類:S?, z 0.020004, 推測距離:2億5200万光年(NED), LGG 026, RA 01h21m56.30s DEC +33d31m15.5s (J2000.0), 視野角: 8 ′ x 5 ′ ↑ N
画面右下の銀河はIC 1679, 推測距離:2億2200万光年(NED)
NGC483の左下は、LEDA 169764, 推測距離:2億1600万光年(NED)

NGC 483には、PanSTARRS DR1等の画像を見ると淡い大きな外輪があるようです。

NGC 494(銀河)明るさ:13.8 mag, 大きさ:2.0′ x 0.8′, 分類:Sab, z 0.018219, 推測距離:2億2900万光年(NED), RA 01h22m55.40s DEC +33d10m26.0s (J2000.0), 視野角: 8 ′ x 5 ′ ↑ N
左上の小銀河は、LEDA 169771, 推測距離:1億8500万光年(NED)

NGC 495(銀河)明るさ:13.2B mag, 大きさ:1.3′ x 0.8′, 分類:(R’)SB(s)0/a pec:, z 0.013723, 推測距離:1億7000万光年(NED), LGG 024, RA 01h22m56.00s DEC +33d28m18.0s (J2000.0)
NGC 499(銀河)明るさ:13.2 mag, 大きさ:1.6′ x 1.3′, 分類:S0-, z 0.014673, 推測距離:1億8200万光年(NED), RA 01h23m11.50s DEC +33d27m38.0s (J2000.0)
NGC 496(銀河)明るさ:14.1 mag, 大きさ:1.6′ x 0.9′, 分類:Sbc, z 0.020027, 推測距離:2億5200万光年(NED), RA 01h23m11.60s DEC +33d31m45.0s (J2000.0), 視野角: 12 ′ x 8 ′ ↑ N

NGC 499は、この銀河団をX線で見たときに、X線ハローの第2のピークの中心にあるように見えます。距離データからもNGC 507グループに近い別グループの中心銀河である可能性があります。

NGC 503(銀河)明るさ:15.1 mag, 大きさ:0.3′ x 0.25′, 分類:E?, z 0.019754, 推測距離:2億4900万光年(NED), RA 01h23m28.431s DEC +33d19m54.20s (J2000.0), 視野角: 8 ′ x 5 ′ ↑ N

NGC 504(銀河)明るさ:14.0 mag, 大きさ:1.7′ x 0.4′, 分類:S0, z 0.013835, 推測距離:1億7100万光年(NED), LGG 024, RA 01h23m27.90s DEC +33d12m16.0s (J2000.0)
NGC 507Arp 229・銀河)明るさ:12.2 mag, 大きさ:3.1′ x 3.1′, 分類:SA(r)0^0^;BrClG, z 0.016458, 推測距離:2億0600万光年(NED), LGG 026, RA 01h23m39.906s DEC +33d15m21.82s (J2000.0)
NGC 508Arp 229・銀河)明るさ:14.1 mag, 大きさ:1.3′ x 1.3′, 分類:E0, z 0.018433, 推測距離:2億3100万光年(NED), RA 01h23m40.60s DEC +33d16m49.0s (J2000.0), 視野角: 12 ′ x 8 ′ ↑ N

NGC 504は距離とその形状からNGC 499のグループかもしれません。

NGC 507は、このグループの中心銀河とされる大きな渦状構造のあるレンズ状銀河です。ハルトン・アープがかすかな同心円状の殻構造を見つけ、彼の特異銀河カタログにArp 229として登録しました。現在では、殻構造、玉ネギ構造のある銀河は、銀河の合体によるもので、2つの銀河が近づくと共通の重心を中心に振動し、その振動が池の波紋が広がるように広がり星の層構造を形成すると考えられています。この銀河は、おそらく2.5億光年ほどの遠方の銀河と、NGC 499を中心とする1.8億光年ほどの銀河の中間にあってグループの重力中心に位置しているのかもしれません。

NGC 508は、NED等によればArp 229の一部とされていますが、アープカタログの注釈を見るとこの銀河はArp 229に含まれていないようです。

NGC 515(銀河)明るさ:14.0 mag, 大きさ:1.4′ x 1.1′, 分類:S0, z 0.017002, 推測距離:2億1300万光年(NED), RA 01h24m38.60s DEC +33d28m22.0s (J2000.0)
NGC 517(銀河)明るさ:13.4 mag, 大きさ:2.0′ x 1.0′, 分類:S0, z 0.014023, 推測距離:1億7400万光年(NED), LGG 024, RA 01h24m43.80s DEC +33d25m46.0s (J2000.0),  視野角: 8 ′ x 5 ′ ↑ N

ペアを組む銀河とされますが、それは見かけだけのようです。NGC 515は、NGC 507に近いグループ、NGC 517はNGC 499に近いグループに所属するのでしょう。

うお座北部〜さんかく座〜おひつじ座  ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ASNフィルター, ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/11/13, +4.0℃, 東御市・観測所 ↑N

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