NGC 7625(Arp 212・銀河・ペガサス座)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 23=12m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/10/18, 23h 01m, +5.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 52 ′ x 35 ′ ↑ N
NGC 7625(Arp 212・銀河)明るさ:12.8 mag, 大きさ:1.6′ x 1.4′, 分類:SA(rs)a pec HII, z 0.005434, RA 23h20m30.13s DEC +17d13m32.0s (J2000.0), 視野角: 8 ′ x 5 ′ ↑ N
NGC 7625は、距離約5,600万光年にあるごく小さな銀河です。しかしその姿は、特異な姿をしていて腕は不明瞭で良く輝く主円盤に直交する暗黒帯が存在することがわかります。特異銀河カタログArpカタログではArp212 「分類不能な銀河」とされていました。現在では、ガスや塵、恒星からなる環が主銀河の円盤に対してほぼ垂直に回転している極環銀河に分類されています。この銀河では環に十分に光が当たらないため環構造がはっきりしていません。MOISEEV A.V.(2008)によれば、NGC 7625の中には2つのサブシステムが存在し、極環は矮小銀河UGC12549(上広域写真、左上隅にある不規則銀河)からのガスの降着によって起こったとしています。
望遠鏡の接眼部光軸不良が再発して、恒星が歪み解像度がさっぱり上がりませんでした。接眼部には補強の止めネジを追加したのですがスリーブを変えるなどの抜本的な対策が必要なようです。
ペガサス座中央部 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), フィルター無し, ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/10/18, +5.0℃, 東御市・観測所 ↑N
ペガサス座は、日本の学術用語ではペガスス座になっています。学名Pegasusをラテン語読みするとペガススですが、他の星座は和名慣用名を採用しているのに、この星座だけ学名のラテン語読みです。ここでは世の慣例に従い日本での慣用名のペガサス(Pegasusの英語読み)座を使用します。
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