NGC 7793(銀河・ちょうこくしつ座)

NGC 7793(銀河・ちょうこくしつ座)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 23=12m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/10/20, 21h 05m, +6.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 52 ′ x 35 ′ ↑ N

NGC 7793(銀河)明るさ:9.98 mag, 大きさ:9.3′ x 6.3′, 分類:SA(s)d HII , z 0.000757, LGG 004, RA 23h57m49.83s DEC -32d35m27.7s (J2000.0), 視野角: 19′ x 13′ ↑N

NGC 7793は、太陽系からの距離約1,300万光年の距離にある渦状銀河です。南に低く、この時の観測地からの高度は20度ほどしかありませんが、表面輝度の高く明るい銀河のため意外と良く写ります。

この銀河は、天の川銀河の局部銀河群に最も近い銀河群の一つ「ちょうこくしつ座銀河群」に含まれる明るい銀河です。ちょうこくしつ座銀河群はNGC 253を中心として、NGC 7793, NGC 247 等を含む緩やかな結合の銀河群とされますが、例によって銀河群の分類は様々あってそのメンバーはカタログによってバラバラです。

銀河の外観は一見してわかるように、渦巻腕ははっきりせず、赤黒いダスト、青白く大きな星団雲、赤い小さなHII領域が点在しています。この渦状腕の中の点状X線源からマイクロ・クエーサーとそれによって作られるジェット構造が発見され、15 M☉以下の恒星質量のブラックホールと、18-23 M☉の伴星を持つ周期64日の連星系からなる超高輝度X線源(ULX) P13とされました。しかし、ISRAEL G.L.(2017)らは、中心星は、中質量ブラックホールではなく0.42秒周期の超高速で回転するパルサー・中性子星であることを発見しました。

これがどういうことを意味するかというと、超高輝度X線源は、すべての天体が越えることのできない明るさエディントン限界光度を超える明るさを持つので、中質量ブラックホールの連星系でその明るさを説明してきました。しかし、降着円盤に質量降着が起きている中性子星の連星では、超高輝度X線源がエディントン限界光度を超える説明がつかなくなってしまいます。顕著な中性子星の存在を示す例外は2例見つかっていますが、エディントン限界光度を超える理由はわかっていません。

超高輝度X線源については近年急速に研究が進んでいるようで、NGC 4088の項目で調べたちょっとだけ古い資料とはだいぶ様相が変わってきています。それにしても古典的クエーサーの定義しか知らない爺には、マイクロ・クエーサーなんて言われると頭が混乱してしまいます。

ちょうこくしつ座  ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), フィルター無し, ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/10/20, +6.0℃, 東御市・観測所 ↑N

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