Sh 2-185 (散光星雲・反射星雲・カシオペア座)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 45=24m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/10/19, 01h 37m, +5.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 77 ′ x 51 ′ ↑ N
Sh 2-185 (IC 59, IC 63・散光星雲・反射星雲・カシオペア座), 明るさ:–mag, 大きさ: 120′, 分類: HII+R, RA 00h 60m 00.0s DEC +60d 59m 23s (J2000.0)
Sh 2-185は、γ Cas 星によって励起されたHII領域と、その光を反射する反射星雲の混在した星雲です。距離は約200pcで、Cas OB1群のある領域よりかなり手前に存在しているとされています。ただし、その距離を3.23 Kpc(T. Foster and C. M. Brunt 2015 AJ)としている最近の資料もあって、個人的に混乱しています。(調査中)
この夜後半は、露がひどく機材がびっしょりと濡れました。主砲の接眼部付近にヒーターを捲いて、乾燥空気も送り込んでいたのに、気がついた時には主砲の主鏡も斜鏡も曇ってしまいました。広角カメラもヒーターを捲いていたにもかかわらずレンズ中央部だけうっすらと曇る始末。したがって画像はややピンボケだったり、変なフレアーが出てます。次シーズンに再撮影の対象としておきます。
Sh 2-185とその周辺
TS FSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70 (改造), HEUIB-II, ISO3200, 90s x 16= 24m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/10/19, 01h 37m, +2.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 4.2° x 2.8°(広角カメラ), ↑N
Sh 2-185のHII領域に続くように、南西側に円弧を描いて広がる淡いHII領域らしきものが見えています。認知はされているようですが、調べた限りでは無名です(調査中)。画面左下のマークは[BDS2003] 50散開星団で反射星雲を伴いますが無名で、南西側の小さな暗黒星雲DOBASHI 3771だけ名前があります。散開星団NGC 225は、反射星雲[RK68] 4を伴っていることがわかります。これらの星雲は、Sh 2-185の画像を含めて、来シーズンのお題としておきましょう。
カシオペア座 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), フィルター無し, ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/10/19, +5.0℃, 東御市・観測所 ↑N