NGC 7129 (反射星雲・ケフェウス座), 明るさ:–mag, 大きさ: 5′, 分類: RN, RA 21h 42m 56.0s DEC +66d 06m 12s (J2000.0), 視野角: 23 ′ x 15 ′ ↑ N
NGC 7129(反射星雲・ケフェウス座)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 33=17m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/11/13, 21h 42m, +4.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 77 ′ x 51 ′ ↑ N
NGC 7129は、星形成領域を内包する反射星雲です。距離は1.15 Kpc 、300万年前に誕生したとされます(STRAIZYS V.他 2014)。星形成領域を内包するために、多くの星雲型変光星、若い恒星状天体、ハービッグ・ハロー天体が発見されています。オリオン座大星雲のようにその中心部には若い恒星の散開星団があり、その強烈な放射によって周囲の分子雲を吹き飛ばしつつ電離させているため青白い反射星雲と赤い電離星雲(BFS 11など)が混在しています。
大気の揺らぎが強く解像度があまり上がらない上に視野中心からも外れてました。残念、機会があれば撮り直すこととします。
NGC 7129とその周辺
TS FSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70 (改造), LPS-Dフィルター, ISO3200, 90s x 16= 24m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/11/13, 21h 42m, +4.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 4.2° x 2.8°(広角カメラ), ↑N
NGC 7142 (散開星団), 明るさ:9.3mag, 大きさ: –′, 分類: OpCl, 距離:約1.9 Kpc
DU 52 (HII 電離領域), 明るさ:–mag, 大きさ: –′, 分類: HII
NGC 7142 散開星団は、上の画像で淡いHII領域に覆われているように見えることからも推測できるように、星間雲によって隠され赤化しています。星間赤化のためにその年齢や距離は正確に知ることができません。色相図からおそらくM67のように古い散開星団(30〜50億年)であろうと推測されているようです。NGC 7129の推定年齢が300万年ですから、若い散開星団NGC 7129のすぐ隣に、年老いた散開星団NGC 7142が並んでいることになります。
この領域はSh 2-133とSh 2-137に挟まれた、ケフェウス座バブルの北西端にあたります。視野は淡いHII領域に覆われていて、NGC 7129、NGC 7142の近くにあるものは、Du 52 (1976A&AS)と呼ばれるHII領域です。上の広角カメラの画像でも判別はつくので極端に暗い対象ではありませんが、なぜかシャープレスカタログにもLBNカタログにも、掲載はされていません。
ケフェウス座 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/08/20, +20.0℃, 東御市・観測所 ↑N
ケフェウス座南西部 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ASNフィルター, ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/11/14, +2.0℃, 東御市・観測所 ↑N
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