NGC 6946(銀河・ケフェウス座)

NGC 6946(銀河・ケフェウス座)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 45=23m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/08/20, 00h 30m, +20.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 52 ′ x 35 ′ ↑ N

NGC 6946(Arp 029・銀河)明るさ:9.6 mag, 大きさ:11.5′ x 9.8′, 分類:SAB(rs)cd;Sy2 HII,z 0.000133, RA 20h34m52.323s DEC +60d09m14.09s (J2000.0), 視野角: 19′ x 13′ ↑N

NGC 6946は、地球からの距離約2,500万光年、直径4万光年の中間渦巻銀河です。かつては、銀河系と同じ局所銀河群に所属するとされていましたが、様々な観測結果から現在は局所群外の近い距離にある銀河の一つとされています。

天の川銀河面に近い位置にあるため星間物質の影響を受けて約1.5等級ほど減光しています。カラーで撮影するとややくすんだ色に写るのはこの周辺に広がる薄い星間物質の影響でしょう。上の写真からは多数の赤い大きなHII領域が点在していることがわかります。実際、セイファートIIの活動銀河核を持つ非常に活発な銀河であり、大量の星を生成しているスターバースト銀河としても分類されています。超新星は2021年現在までに10個の超新星が発見されていて、これは天の川銀河の半分ほどの銀河としては驚異的に多い数です。

NGC 6946には、近い距離にある活動的な銀河であるため銀河の中に様々な天体が発見されています。その中でも1967年に発見された「ホッジの複合体」(上写真円で囲まれた部分)と呼ばれている天体は非常に興味深い天体です。かつては若い超巨大星団と考えられていましたが、これはNGC 6946の水素ハローの中を相互作用しながら移動する矮小銀河であり、その西側の明瞭な半月形の形状は複合体が運動することによって生じるラムプレッシャーの結果であろうとされています。(EFREMOV Y.N. 2016 BaltA)

(参照:英語版ウィキペディア https://en.wikipedia.org/wiki/NGC_6946)

NGC 6946 (銀河・ ケフェウス座) とその周辺
TS FSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70 (modification), HEUIB-II, ISO3200, 90s x 16= 24m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/08/20, 00h 30m, +20.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 4.2° x 2.8°(広角カメラ), ↑N

NGC 6939(散開星団)明るさ:7.8 mag, 大きさ:7′, 分類:OpC,  RA 20h 31m 30s DEC +60°d 39m 42s (J2000.0)

NGC 6946の西北には、散開星団NGC 6939があります。この星団までの距離は約4,000光年、推定年齢は古く10〜13億年とされています。散開星団は、数千万年〜1億年で分散消滅すると昔習いましたが、撮影した散開星団の年齢は調べるといずれも数億年以上の物ばかりで、けっこう長生きしている星団がたくさんありますがな。(推定年齢もあまりあてにはなりませんが・・・)
写野の左端には、暗黒星雲B 150があり、この領域が不可視の星間物質の影響を受けているだろうことがわかります。

ケフェウス座  ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/08/20, +20.0℃, 東御市・観測所 ↑N

2件のコメント

  1. 自分の撮影した画像の説明の参考にさせて頂いてます。ありがとうございます。
    マフェイ群から遠い感じがしますしNGC6946は単独銀河のでしょうか?
    仲間はいないんですかね

    • こんにちは、Katayamaさん。さすが、面白いところに気がつきますね〜。ほとんどの銀河はグループを組んでいますが、この銀河の仲間かもしれないとされる物はごくわずかで2MASX J20475214+5937111など天の川の星間塵に阻まれて実体がほとんど可視光では見えない暗く赤い銀河です。おそらく、NGC6946だけがたまたま星間塵の薄い場所にあって可視光でもよく見えていて、仲間の銀河は、はくちょう座やケフェウス座の厚い星間塵に阻まれて見えていないとういうことではないでしょうか?

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