Comet Palomar (C/2020 T2)
BKP300 1500mm f5, MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(modification), ISO12800, 30s x 10=5m, TS NJP, temmaPC, α-SGRIII, +10.0°C, 2021/05/13, 22h11m JST. Tomi City / Observatory, Viewing angle: 52′ x 35′ ↑ N
黄砂といつもより早い梅雨前線の影響で新月なのに晴れません。停滞前線があるときは、山の天気予報はほぼはずれます。この時間は雲量100%予報でしたが、奇跡的に2時間ほど快晴となりました。慌てて2つの彗星に望遠鏡を向け撮影。翌日は快晴予報でしたが雲量90〜100の曇りで、観測はできませんでしたから貴重な晴れ間でした。
パロマー彗星は7月11日に近日点通過の予定で、今後も日本からは観測しやすい位置にいます。1月以降急増光して明るい状態が続いています。撮影すると明るい大きな核近傍と、非常に淡いが大きく広がるコマに包まれているようです。測定した核近傍の光度は、10.7等でしたが、広がったコマの部分も含めると1等以上明るくなります。撮影の後半は薄雲が広がり露出時間を延ばせずコマの広がりを確認できなかったのが残念。
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