NGC 5907(銀河・りゅう座)スターストリーム

NGC 5907(Galaxy・Draco)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (modification), ISO12800, 30s x 23 + 30s x 89, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/04/26, 00h 22m, +5.0℃, +2019/04/05, 01h 20m, -1℃, Tomi City / Observatory, Viewing angle: 52 ′ x 35 ′ ↑ N

NGC 5907(Galaxy・Draco)Mag:11.1 mag, Size:12.8′ x1.4′, Class:SA(s)c: sp HII , z 0.002225, RA 15h 15m 53.770s DEC +56d 19m 43.58s (J2000.0), LGG 396

NGC 5907(Galaxy・Draco)・Star stream

NGC 5907には、おそらく衛星小銀河の吸収過程でできた既知の恒星ストリームが存在しています。(過去の記事参照、2016年の記事、周囲の銀河については、2019年の記事)20年シーズンも長時間撮影を試みましたがあえなく挫折、過去のデータを加えて、合計約1時間露出として恒星ストリームの抽出を試みました。

結果、ストリームの最も濃い部分はなんとなく見えてきましたが、あることがわかっていなければ見落とすような存在です。おそらく十時間を越えるような露出は必要なようで、まったく露出不足なんでしょう。発見者は、よくまあ発見したものだと感心します。

衛星銀河の残す恒星流は銀河を周回するようにできるはずなので、エッジオンの銀河の方が発見しやすく、淡い存在なのでなるべく近い銀河、伴銀河を吸収したとすれば銀河の活性は高まるはずなので活性の高い銀河、と絞り込んで調査したのでしょう。NGC 4631(クジラ星雲)NGC 3628(しし座のトリオ)のように、明瞭で明るい恒星流も存在しますから数時間程度の露出で検出できるものはまだたくさん存在するものと思います。

NGC 5907のリング状ストリームの見事な画像は以下にあります。
http://www.cosmotography.com/images/small_ring_ngc5907.html

りゅう座 NGC 5907周辺ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(85mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 32=48分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/04/05, -1℃, 東御市・観測所 ↑N

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