NGC 6822(Galaxy・Sagittarius)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (modification), ISO12800, 30s x 45=24m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/06/17, 01h 16m, +14.0℃, Tomi City / Observatory, Viewing angle: 52 ′ x 35 ′ ↑ N
NGC 6822 (Galaxy)Mag:9.3 mag, Size:15.5′ x 13.5′, Class:IB(s)m , z -0.000190, RA 19h44m57.74s DEC -14d48m12.4s (J2000.0)
Hubble I, III Viewing angle: 8′ x 5′ ↑N
Hubble V, X Viewing angle: 8′ x 5′ ↑N
NGC 6822(愛称:バーナードの銀河)は、地球からの距離約160万光年、直径約7,000光年、局部銀河群に所属し組成や構造は小マゼラン雲によく似た、棒構造のある不規則銀河です。エドウィン・ハッブルはこの銀河について20世紀初頭に、当時の大型反射望遠鏡を使用して、11個のケフェイド変光星と5個の散光星雲(巨大なHII領域)を発見しました。ハッブルはケフェイド変光星の周期・光度関係を使用して、この星雲までの距離を決定し、マゼラン雲よりも遠い銀河の距離を初めて明らかにするとともに、宇宙の大きさは、それまでの推測値をはるかに超えて大きいことと渦巻星雲(銀河)は、天の川銀河をはるかに超えた遠方にあることを明らかにしました。
ハッブルの観測したI〜Vの星雲は、巨大なHII領域でこれらの中では寿命の短い大質量星が次々と生み出されていることが観測されています。Hubble Vは、HSTにより観測され太陽質量の20倍以上の質量を持つ超高温の恒星集団があることと、その年齢は400万年ほどであることがわかりました。寿命の短い超巨星は、やがて超新星爆発を起こし周囲に重元素をまき散らしますが、NGC 6822の恒星は低金属質であることからこれらの星形成領域は形成されてからあまり時間が経過していないのかも知れません。
NGC 6822(Galaxy・Sagittarius)and its surroundings.
TS FSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70 (modification)、HEUIB-II, ISO3200, 90s x 16= 24m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/06/17, 01h 16m, +14.0℃, Tomi City / Observatory, Viewing angle: :4.2° x 2.8° (Wide field camera)
この領域は、高緯度分子雲MBM 159に関連すると思われる、Sh 2-63などの(反射)分子雲や反射星雲、HII領域らしき色の星雲など、非常に淡い星雲が広い領域に点在しています。
いて座、やぎ座、わし座 境界 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/06/17, +14.0℃, 東御市・観測所 ↑N
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