NGC 5859, NGC 5857, IC 1096, IC 1097(銀河・うしかい座)

NGC 5859, NGC 5857(Galaxy・Bootes)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (modification), ISO12800, 30s x 23=11m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/04/23, 00h 15m, +1.0℃, Tomi City / Observatory, Viewing angle: 52 ′ x 35 ′ ↑ N

NGC 5859(銀河)光度:13.3 mag, 直径:2.9′ x 0.9′, 分類:SB(s)bc,  z 0.015891, LGG 394, RA 15h07m34.74s DEC +19d34m56.3s (J2000.0)

NGC 5857(銀河)光度:13.9 mag, 直径:1.2′ x 0.6′, 分類:SB(s)b,  z 0.015901, LGG 394, RA 15h07m27.31s DEC +19d35m51.5s (J2000.0)
視野角: 8′ x 5′ ↑N

画像左の大きな銀河がNGC 5859, 右の小さな銀河がNGC 5857です。天の川銀河から約2億光年の距離にあり、SimbadではNGC 5859はライナータイプのNGC 5857はセイファート2タイプの活動銀河核を持つとされます。

赤方偏移の値だけを見ると2つの銀河は空間的にも近い位置にあり物理的な干渉も疑われますが、光学的な外観には目立った干渉の証拠は見えません。これは、NGC 5859の赤方偏移値の計測だけが誤差が大きく平均した値がたまたまNGC 5857に近かった可能性があるようです。(https://images.mantrapskies.com/catalog/NGC/NGC5857-NGC5859/index.htm) 実際には離れた位置にある非干渉の銀河ペアなのかもしれません。

NGC 5857 では、SN 1950HとSN 1955Mの2つの超新星が発見されています。

MLCG 0619(小銀河団)光度:– mag, 直径:–, 分類:Compact Group of Galaxies,  銀河数:3 , z 0.020480, RA 15h08m28s DEC +19d08.6m (J2000.0)

IC 1096(銀河)光度:15.6 mag, 直径:0.6′ x 0.4′, 分類:Sb HII ,  z 0.020500, RA 15h08m21.574s DEC +19d11m31.61s (J2000.0)

IC 1097(銀河)光度:14.8 mag, 直径:1.1′ x 0.4′, 分類:Sa AGN ,  z 0.020477, RA 15h08m31.302s DEC +19d11m03.63s (J2000.0)
視野角: 12′ x 8′ ↑N

MLCG 0619は、NGC 5859の広域画像の視野外ですが南30分ほどの位置にある距離約2.7億光年の小銀河団です。画像に番号を入れた3個の銀河がこのグループに含まれるとされますが、周囲に見えている赤方偏移値の測定されていない小銀河もおそらく同じグループに所属しているのでしょう。

グループの銀河PGC 54050では、20.2等の超新星 SN1950Iが発見されています。発見光度の低さから考えると普通の超新星ではなかったのかもしれません。

2020年春の銀河巡りはここまでです。

 

 

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