M 90 (NGC 4569), IC 3583, NGC 4531, NGC 4584(銀河・おとめ座)

M 90(NGC 4569), IC 3583, NGC 4584(Galaxy・Virgo)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (modification), ISO12800, 30s x 23=11m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/02/24, 00h 04m, -2.0℃, Tomi City / Observatory, Viewing angle: 52 ′ x 35 ′ ↑ N

M 90(NGC 4569)(銀河)光度:10.3 mag, 直径:9.5′ x 4.4′, 分類:SAB(rs)ab; LINER; Sy,  z -0.000784, ARP 076, RA 12h36m49.793s DEC +13d09m46.58s
視野角: 19′ x 13′ ↑N

M90の見かけ上の位置は、おとめ座銀河団の中心M86から東に2度ほどの位置にあります。ArpカタログではArp 076「表面輝度の高い渦巻」に分類されています。明るいディスクを持つ銀河なので小さな望遠鏡でもそれなりに写ってくれる銀河です。

M 90は、おとめ座銀河団の中で最も大きく明るい渦状銀河の一つとされますが、中心部に近いダストの帯付近以外では星形成の兆候は無くレンズ状銀河S0へ進化する過程にあるとされています。

この銀河は、青方偏移を示す銀河の一つで、我々の所属する天の川銀河に最大419Km/sの速度で近づいています。おとめ座銀河団の中を1,500Km/sという高速で移動し、銀河団から脱出する過程にある可能性が示されており、銀河団中のガスとの相互作用により、ガスが剥ぎ取られ著しくガスが欠乏し星形成領域を失った貧血銀河の代表銀河とされています。

IC 3583(銀河)光度:13.3 mag, 直径:2.2′ x 1.1′, 分類:SmIII HII,  z 0.003739, LGG 292, RA 12h36m43.490s DEC +13d15m33.59s
視野角: 8′ x 5′ ↑N

IC 3583は、M90の伴星雲とされ2つの銀河は相互作用をしているとされます。MORALES G. らのSDSS(SLOAN Digitized Sky Survey)の画像を処理して銀河周辺の潮汐流の痕跡を一網打尽にしようとする研究(2018 A&A)によれば、「NGC 4569(M90) は、北側に 不規則衛星 銀河(IC 3583) を持つ渦巻き銀河であり、両者の間には相互作用が見られます。銀河の北側には貝殻状の過密が見られますが、これは恒星円盤のゆがみが拡大したものである可能性は否定できません。」とされています。
SDSS9 band rの画像を見ると2つの銀河の間には何かしらの構造がありそうですが、はっきりはしません。おそらくこれらを画像処理をしてもこの銀河に関しては有意な構造は見つからないでしょう。SDSSを使った潮汐痕の検出は、銀河の直近の比較的明るい構造を捕らえるには抜群の効果がありそうです。しかし、NGC 4631(クジラ星雲)の項目で見たように、潮汐流は非常に大きく淡く広がっている可能性があり、SDSSの画像からすべてが検出できるわけではなさそうです。(参照:Systematic search for tidal features around nearby galaxies. I. Enhanced SDSS imaging of the Local Volume. MORALES G., MARTINEZ-DELGADO D., GREBEL E.K.et. al. 2018 A&A)(参照:Messier Objects, https://www.messier-objects.com/messier-90/)

M90 近傍の銀河 視野角: 77′ x 51′ ↑N

NGC 4531(銀河)光度:12.4 mag, 直径:3.1′ x 2.0′, 分類:SB0+;Sy LINER,  z 0.000650, RA 12h34m15.888s DEC +13d04m31.15s
視野角: 8′ x 5′ ↑N

棒渦状構造を持つ明るいレンズ状銀河です。M90もやがて、M64(黒い瞳)やこのNGC 4531のような外観の銀河に進化し、最終的にはレンズ状銀河(S0)になるだろうとされています。

NGC 4584(銀河)光度:13.8g mag, 直径:1.7′ x 1.0′, 分類:SAB(s)a? HII,  z 0.005934, LGG 286, RA 12h38m17.873s DEC +13d06m35.64s
視野角: 8′ x 5′ ↑N

LGGカタログでは、LGG 286に分類されています。赤方偏移値だけから推定するとM90より少し遠方にあるおとめ座銀河団の銀河のようです。

かみのけ座、おとめ座、おとめ座銀河団中心付近  ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(85mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/04/03, -3℃, 東御市・観測所 ↑N

Googleさんで、M90 を検索するとブラウンの髭剃りM90が大量に出てくるだけ。そこで galaxy M90 で検索すると今度は、Samsung Galaxy M90 – Price in India …とかが大量に出てきます。サムスンのgalaxyシリーズは、個人的な買ってはいけないリストに追加いたします(^^)。

 

 

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