Sh 2-308(ミルクポッド星雲・おおいぬ座)QBPフィルターの効果

Sh 2-308(Diffuse nebula ・Canis Major)with QBP-Filter Before and After
Before: BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (modification), ISO12800, 30s x 45=23m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/11/15

After: BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, QBP, Sony α7s (modification), ISO25600, 30s x 45=23m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/11/15, 01h 36m, +2.0℃,Tomi City / Observatory, Viewing angle: 77 ′ x 51 ′ ↑ N

QBPフィルターの透過特性(サイトロンジャパンさんのHPより)

遅まきながらサイトロンジャパンが販売するQBP(クワッドバンドパス)フィルターを導入しました。都会でも星雲が撮影できる光害カットフィルターとしての特性が売りのようですが、透過特性を見ていたらカラーのデジタル一眼では難敵のOIII輝線で光る星雲があぶり出せそうな特性をしています。

さっそく、光害の影響は少ない観測所でSh 2-308(ミルクポッド星雲)を撮影してみました。結果、予想以上に効果ありです。上記比較写真のようにISO25600、23分露出で星雲はくっきりと浮かび上がり、OIII領域だけでなくHα領域も写ってます。光害地での撮影サンプル写真のキャプションで少々気になっていた露出倍数も、ほぼOIII輝線とHα輝線だけで光る星雲では杞憂でした。(考えてみれば、輝線星雲では連続光に対する露出倍数なんて意味がないですわな)

輝星の回りにできる派手なゴーストが気になります(上の作例は画像処理で目立たないようにしてある)が、フィルターの位置を変えることで軽減できるかもしれません。カラーバランスも調整しやすく撮影できる対象が増えそうでこれからが楽しみな機材です。

Sh 2-298(Diffuse nebula ・Canis Major)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, QBP, Sony α7s (modification), ISO25600, 30s x 45=23m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/11/15, 02h 04m, +2.0℃, Tomi City / Observatory, Viewing angle: 52 ′ x 35 ′ ↑ N

トールのヘルメットのようにHIIとOIIIが混在するような星雲も1回の露出で両方の領域が選択強調されて撮影できます。

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