NGC 4615, NGC 4614, NGC 4613(Galaxy・Coma Berenices)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (modification), ISO12800, 30s x 23=12m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/02/24, 01h 06m, -2.0℃, Tomi City / Observatory, Viewing angle: 52 ′ x 35 ′ ↑ N
NGC 4615(銀河)光度:13.8 mag, 直径:1.6′ x 0.7′, 分類:Scd: HII, z 0.015731, Arp 034, RA 12h41m37.322s DEC +26d04m22.18s (J2000.0)
NGC 4614(銀河)光度:14.3 mag, 直径:1.0′ x 0.8′, 分類:SB0/a, z 0.016068
NGC 4613(銀河)光度:15.5 mag, 直径:0.5′ x 0.4′, 分類:Sa, z 0.016528
視野角: 約8′ x 5’ ↑N
NGC 4615は、かみのけ座の紡錘状銀河NGC 4565の東約1度の位置にあり距離およそ2億3千万光年の小さいけれど青く輝く渦状銀河です。特異銀河カタログではArp 38、積分記号の渦状銀河に分類されています。狭い視野の中にNGC 4614, NGC 4613と共にトリオを組んでいるように見えますが、実際にも近い距離にありコンパクト銀河グループのカタログではMLCG 0688 として分類されています。
NGC 4615の積分記号状銀河腕の南端と北端にはそれぞれに、飛び散った星団雲のような構造が見えています。おそらくNGC 4615の腕を歪ませた主因は、NGC 4614, 4613ではなくこの構造を作ったであろう併合されつつある小銀河かもしれません。
NGC 4615には、SN 1987F というType IInの超新星が核近傍に15.3B magで出現しています。
NGC 4614には、SN 2018ata というType Iaの超新星が>20.1 magで核から1度以上離れたリング状の腕の端に発見されています。>20.1 magと暗いので母銀河がNGC 4614なのかどうか?です。
かみのけ座 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(50mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/05/24, +10.0℃, 東御市・観測所 ↑N