NGC 4138(銀河・りょうけん座)

NGC 4138(Galaxy・ Canes Venatici)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (modification), ISO12800, 30s x 23=12m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/04/15, 00h 27m, -1.0℃, Tomi City / Observatory, Viewing angle: 52 ′ x 35 ′ ↑ N

NGC 4138(銀河)光度:12.2 mag, 直径:2.6′ x 1.7′, 分類:SA(r)0+ Sy1.9,  z 0.002962,  UMa Cluster, LGG 269, RA 12h09m29.780s DEC +43d41m07.10s (J2000.0)
視野角: 約8′ x 5’ ↑N

NGC 4138は、天の川銀河から約5,000万光年の距離にあるレンズ状銀河です。レンズ状銀河に分類されてはいますが、画像を見てもわかるようにダストの帯の渦巻構造が中心部を取り囲むように見えている渦状構造を持つレンズ状銀河です。明るい中心核、活動銀河核を持つセイファート銀河であり、強い電波源([BGP2012] NGC 4138 W)が核付近に存在しています。

この銀河には、2つの逆回転する円盤が存在することが知られています。数値シミレーションによって逆行軌道上で外部からガスが降下したか、ガスが豊富な矮小銀河と逆行合体した可能性が示されていました。

これら2つの逆行回転円盤中の恒星をスペクトル観測することによって、これらの星が主星成分よりも若くわずかに金属欠乏してることが示されました。逆回転円盤が棒構造の分解によって形成されたという可能性は否定され、ガスの豊富な矮小銀河の逆行合体によることを裏付けたとされています。(The difference in age of the two counter-rotating stellar disks of the spiral galaxy NGC 4138. PIZZELLA A., MORELLI L., CORSINI E.M.et. al. 2014 A&A)

NGC 4138では、超新星の発見はありませんが、ごく近傍にある無名銀河 Anon J120939+4340(画像中の円マーク)に、SN 2009me が18等で発見されています。この銀河までの距離は赤方偏移データがないので不明です。

りょうけん座〜おおぐま座境界、M106付近。  ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(70mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/05/13, +6.0℃, 東御市・観測所 ↑N

 

 

 

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