IC 712, IC 708, IC 709(銀河・おおぐま座)

IC 712, IC 708, Abell 1314(Galaxy cluster・UMa)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (modification), ISO12800, 30s x 23=12m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/01/22, 01h 45m, -6.0℃, Tomi City / Observatory, Viewing angle: 52 ′ x 35 ′ ↑ N


IC 712(銀河)光度:12.9 mag, 直径:1.4′ x 0.8′, 分類:S?;BrClG ,  z 0.033553, Abell 1314, RA 11h34m49.306s DEC +49d04m39.72s (J2000.0)

IC 708(銀河)光度:12.8 mag, 直径:1.4′ x 0.9′, 分類:E ,  z 0.03168, Abell 1314

IC 709(銀河)光度:13.6 mag, 直径:0.8′ x 0.7′, 分類:E? ,  z 0.031732, Abell 1314

IC 711(銀河)光度:13.6 mag, 直径:0.3′ x 0.3′, 分類:E? ,  z 0.03244, Abell 1314
視野角: 約19′ x 13’ ↑N

IC 712は、天の川銀河からの距離約4億5千万光年の距離にあるAbell 1314銀河団の中心銀河とされています。Abell 1314は、エーベルの分類では、視野角約80分、リッチネスクラス0(3番目に明るい銀河+2等級内の銀河数30-49個)、中心となる明かな銀河は存在せず、数個の楕円銀河が存在するとなっています。

SimbadのACO 1314に含まれる銀河は8個で、IC 711は含まれません。周辺にある銀河でもPGC 35762は、z=0.02845となっているのでIC 712と同じグループには入らないでしょう。この視野には3つのさらに遠い銀河団が重なって見えているので、メンバーを同定するのは難しい領域です。

PGC 35684 (UGC 6541, Mrk 178・銀河)光度:14.5 mag, 直径:1.2′, 分類:Irr+Comp;WR HII,  z 0.000833, Abell 1314, RA11h33m28.90s DEC +49d14m14.0s (J2000.0)
視野角: 約8′ x 5’ ↑N

画像の右上方には、真っ青な銀河 PGC 35684が見え、さらに北側にPGC 35674が見えています。PGC 35684は、マルカリアン銀河Mrk 178の番号を持つM81グループの青色矮小銀河です。大きなHII領域と多数のウォルフライエ星が存在していることがわかっています。距離は約2,000万光年です。PGC 35674は距離約1億5千万光年の渦巻銀河です。どちらも古い資料ではAbell 1314に含まれますが、もちろん真のメンバーではありません。

おおぐま座γ星付近  ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(70mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/03/20, +0.0℃, 東御市・観測所 ↑N

 

 

 

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