NGC 3095, NGC 3100, NGC 3108(銀河・ポンプ座)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 23=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/02/23, 22h 43m, -2.0℃, 東御市・観測所, 視野角:52′ x 35′ ↑N
NGC 3095(銀河)光度:12.4 mag, 直径:3.5′ x 2.0′, 分類:SB(rs)c, z 0.009083, LGG 187, RA 10h00m05.83s DEC -31d33m10.3s (J2000.0)
視野角:約8′ x 5’ ↑N
スペクトルにHαの輝線を持つ、やや乱れた棒渦状銀河です。活性の高い銀河のようで超新星は2個、タイプIIの超新星 SN 2004ejとSN 2008bpが発見されています。
NGC 3100(銀河)光度:12.0 mag, 直径:3.2′ x 1.6′, 分類:SAB(r)0^0 poss.LINER, z 0.008813, RA 10h00m40.8368s DEC -31d39m52.349s (J2000.0)
視野角:約8′ x 5’ ↑N
ライナータイプの活性銀河核を持つ棒渦状レンズ銀河です。LGGカタログでは、LGG 187グループには含まれないとされていますが、[TKK2018] 3158では、 NGC 3108, NGC 3100, NGC 3095, IC 2533, IC 2539のグループとされます。
東側に突き刺さるように見える小さな銀河がありますが、おそらく関連しない背景の銀河のようです。
NGC 3108(銀河)光度:12.8 mag, 直径:2.5′ x 1.8′, 分類:S0^0p, z 0.008916, LGG 187, RA 10h02m29.03s DEC -31d40m38.7s (J2000.0)
視野角:約8′ x 5’ ↑N
NGC 3108は、楕円銀河のように見えますがこの写真でもうっすらと長いダストの帯が外側に貫通している様子が見えます。これは楕円銀河の周りに巨大なガスの円盤があるためで、その円盤は速い速度で規則的な自転をしていることが観測されています。(The dark halo in the elliptical galaxy NGC 3108. 2004 IAUS. JOZSA G.I.G., VERGANI D.)
ポンプ座NGC 3100 周辺の淡いHII領域
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、HEUIB-II, ISO3200, 90s x 8= 12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/02/23, 東御市・観測所
視野角:4.2° x 2.8° ↑N(広角カメラ)
この領域には淡いHII領域LBN 1090がNGC 3100などの銀河の南側に広がっています。南に低く輝度も低い星雲のためかまったく関連する研究はみつかりませんでした。Gumカタログ等の他のカタログにも掲載されていないようです。Sh 2-312の東に当たる領域なのでガム星雲に関連する星雲かも知れません。
ポンプ座 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(70mm f3.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/02/23, -2.0℃, 東御市・観測所 ↑N