NGC 2633, NGC 2634, NGC 2634A(銀河・きりん座)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 23=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/02/19, 20h 38m, -5℃, 東御市・観測所 視野角:52′ x 35′ ↑N
NGC 2633, 光度 12.9 mag, 大きさ 2.5′ x 1.5′, 分類 SB(s)b HII , z 0.007205, LGG 160
RA 08h48m04.58s DEC +74d05m55.9s (J2000.0)
視野角:約12′ x 8’ ↑N
NGC 2634, 光度 12.9 mag, 大きさ 1.7′ x 1.6′, 分類 E1 , z 0.007532, LGG 160
RA 08h48m25.39s DEC +73d58m01.8s (J2000.0)
NGC 2634A, 光度 14.4 mag, 大きさ 1.8′ x 0.4′, 分類 SB(s)bc? sp , z 0.006958, LGG 160
視野角:約12′ x 8’ ↑N
きりん座にある比較的明るいLGG 160銀河グループに所属する銀河です。近距離にある明るい銀河の60%はグループを形成していて、残り40%はグループに所属しない野良銀河(field galaxy)であるとされています。(Nearby optical galaxies: selection of the sample and identification of groups. GIURICIN G., MARINONI C., CERIANI L. and PISANI A. 2000ApJ…543..178G – Astrophys. J., 543, 178-194 (2000/November-1) )
NGC 2633 = Arp 80で、片腕に高輝度部分を持つ特異渦状銀河とされます。東側の腕だけにいくつもの明るい星団雲が存在し、棒構造の南北の端には明るい部分が見え、この部分で活発な星形成が行われているものと推測できます。
2つの銀河の周囲にはもやもやとした非常に淡い雲状の物体が見えます。この周囲に広がる高緯度(反射)分子雲の一部なのでしょう。10分程度の露出で写っているので明るい分子雲のようです。