NGC 524, 532, 505, 509, 516, 518, 525(銀河・うお座)

NGC 524, 532, 505, 509, 516, 518, 525(銀河)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(改造), ISO12800, 30s x 23=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/11/01, 23h 09m,  +3.0℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N

NGC 524(銀河), 光度:11.3 mag, 直径:2.8′ x 2.8′, 分類:SA(rs)0+, z=0.008016, LGG 023, RA 01h 24m 47.72s  DEC +09d 32m 19.8s (J2000.0)
視野角:約 8′ x 5’ ↑N

NGC 524は、約9,000万光年の位置にあり周囲の銀河を含めてLGG 023, NGC 524グループという小銀河グループを形成しているとされています。分類はレンズ状銀河ですが、弱い螺旋状構造を維持しており残留するガスの中ではわずかながらも星形成も行われているようです。この銀河の外周部にはSN 2000cxとSN 2008Qの2つの超新星が発見されていることからも活動を停止した静的な銀河ではないことがわかります。

NGC 532(銀河), 光度:13.95 mag, 直径:2.5′ x 0.8′, 分類:Sab? sp, z=0.007875, LGG 023, RA 01h 25m 17.34s  DEC +09d 15m 50.8s (J2000.0)
視野角:約 8′ x 5’ ↑N

NGC 524グループの銀河を調査したところ、NGC 502を除く4つの銀河ではバルジの中にある恒星の平均年齢は30億年〜60億年の範囲にあり、核の中央部付近では10〜20億年前にスターバーストがほぼ同時期におきていたことがわかりました。(Structural analysis of disk galaxies of the NGC 524 group. IL’INA M.A., SIL’CHENKO O.K.  2012 ARep)

スターバーストが同時期に起きていたということは、かつてはこれらの銀河はお互いに重力干渉を起こすほどの近い位置にあったのかも知れません。

NGC 505(銀河), 光度:14.8 mag, 直径:0.9′ x 0.6′, 分類:S0, z=0.018556,
視野角:約 8′ x 5’ ↑N
LGGカタログでは、同じグループには所属していません。赤方偏移の値からも遠方の銀河のようです。

NGC 509(銀河), 光度:14.4 mag, 直径:1.6′ x 0.6′, 分類:S0?, z=0.007542, LGG 023,
視野角:約 8′ x 5’ ↑N

NGC 516(銀河), 光度:14.1 mag, 直径:1.4′ x 0.5′, 分類:S0, z=0.008129, LGG 023,
視野角:約 8′ x 5’ ↑N

NGC 518(銀河), 光度:14.2 mag, 直径:1.7′ x 0.6′, 分類:Sa : sp, z=0.009090, LGG 023,
視野角:約 8′ x 5’ ↑N

NGC 525(銀河), 光度:14.2 mag, 直径:1.5′ x 0.7′, 分類:S0, z=0.007135,
視野角:約 8′ x 5’ ↑N
LGGカタログでは同じグループには所属していませんが、赤方偏移の値からおそらく同じグループの銀河でしょう。

 

うお座  ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(80mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/11/1, +3℃, 東御市・観測所 ↑N

 

 

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