Sh 2-214(散光星雲), 光度:– mag, 大きさ:4′ x 4′ , 分類:?
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 45=22分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/01/21, 19h 12m, -6℃, 東御市・観測所 視野角:77′ x 51′ ↑N
+マークがカタログデータ上の中心点。
赤い色の小さな紐状画像(写真プレートのキズである可能性があります)以外に、この画像の中に目に見える星雲はありません。 Avedisovaはこのオブジェクトを若いT-Tau型星IRAS 04172 + 4411と共に星形成領域SFR 157.59-3.91に関連付けています。 この関連以上のこの領域に関する科学文献は何もありません。( Galaxymap.org)
Galaxymap.orgの記述にある「赤い色の小さな紐状画像」は、SDSS画像を参照しているためその中にあるおそらく光学的なゴーストと思われるもので、私の写真の中では確認できません。
Sh 2-214は、LBN カタログにはLBN 735として、大きさ:4.0 x4.0、 明るさ:6、カラー:4 として掲載されています。光学的に可視なHII領域を電波源で同定した調査では、Sh 2-214は、光学的中心から3.0分離れた位置にあったとされています。(A VLA survey of optically visible galactic H II regions. 1993, ApJS, Michel Fich,)
確かに広がった(反射)分子雲らしきものが見えていますが、LBNではカラー4(赤のパロマープレートでのみ見える)輝度6(ほとんど検出できない)となっているので分子雲ではなさそうです。すでに西空低い位置での撮影なので、条件を変えての検出を再度挑戦してみることとしましょう。
Sh 2-213(散光星雲), 光度:– mag, 直径:1′, 分類:E
Sh 2-214?(散光星雲), 光度:– mag, 直径:–, 分類:–
NGC 1582(散開星団), 光度:7.0 mag, 直径:7.8′ , 分類:OpC
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、HEUIB-II, ISO3200, 90s x 16= 24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/01/21, 19h 12m, -6℃, 東御市・観測所
視野角:4.2° x 2.8° ↑N(広角カメラ)
ペルセウス座〜ぎょしゃ座 境界付近 ファインディングチャート
Pentax DA* 50-135mm(80mm f3.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/01/21, -6℃, 東御市・観測所 ↑N
前回からの続き、Pentax DA* 50-135mm f2.8は、f3.5では、中央部から右は星像はシャープですが、上記画像のように左側はがっくりと星像が悪くなります。特に周辺部は強い非点収差が残り大きく強いとげのでた星像となります。Tamron 70-200とは、一長一短でどちらが良いとも言えない、という印象でした。
Tamron の一晩中F8で撮影してしまったという悲しい画像が意外と使えるので、後日Pentaxも絞ってみるか?と半絞り絞ってf4.5にすると、あらまあびっくり、画像が平坦化して驚くほどに収差が消えて、まるで別物のレンズ描写となりました。半絞りでこんなに変化するなんて、さすが Pentaxと感心いたしました(^^)。じゃじゃ馬の操縦方法が見つかったような、嬉しい誤算でした。
Pentax DA* 50-135mm(70mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/04/25, +0℃, 東御市・観測所 ↑N
f3.5では、少し残っていた青の色収差もほぼ消えて、画面隅までシャープな星像となります。輝星の回りに青ハロが残りますが、赤の色収差はほとんど無いので画像強調によって恒星がイクラのように赤くなることもありません。