Sh 2-23(散光星雲・さそり座), 光度:– mag, 直径:50′ , 分類:E + R
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 43=22.5分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/05/04, 23h 44m, +6℃, 東御市・観測所, 視野角:77′ x 51′ ↑N
Sh 2-23(散光星雲・さそり座), 光度:– mag, 直径:50′ , 分類:E + R
Sh 2-24(散光星雲・へびつかい座), 光度:– mag, 直径:30′ , 分類:E + R
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、HEUIB-II, ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/05/04, 23h 44m, +6℃, 東御市・観測所
視野角:4.2° x 2.8° ↑N(広角カメラ)
Sh 2-23は、非常に淡いHII領域と反射分子雲が混在した星雲であろうと思われます。Sh 2-24は太陽系から最も近い位置にあると思われる分子雲の一つとされています。その色は青いと表現されることがありますが赤みがかった濁った色でおそらくHII領域と反射星雲が混在しているのでしょう。
シャープレスの元のカタログにはSh 2-23の上にSh 2-14が記録されています。画像を見ると非常に淡く細長い星雲が写っていますが後の観測で確認されなかったために正式なカタログからは外されています。
<2022年9月9日追記>
LBNカタログでは、LBN 13 = Sh 2-14とされていて、その位置はSh 2-24とSh 2-23の間にあたります。が、これはLBNカタログの誤認でした(一部の星図ではそのままLBN 13 = Sh 2-14と表記されています)。現在Simbad で調べるとその位置は、シャープレスのカタログの位置通りSh 2-13の北側、LBN 1116領域の北東端を指しています。しかし、Simbadでは、その名称は相変わらずLBN 13 = Sh 2-14と表記されていてその位置だけが修正されたようです。
というわけで、上記のSh 2-23の上に見える星雲は、Sh 2-14ではありませんので訂正いたします。後日本来の位置を撮影確認してみたいと思います。
へびつかい座・さそり座 Sh 2-23, Sh 2-24 ファインディングチャート
Sh 2-27(散光星雲), 光度:– mag, 直径:–‘ , 分類:E
Tamron SP 70-200mm(85mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=22分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/05/04, +6℃, 東御市・観測所 ↑N
Sh 2-27は、ζ Ophを取り囲む淡く大きなHII領域です。これも出典よって位置が違っているので注意が必要です。今回はCambridge, Deep Sky Atlas からの位置です。
<以下2021年5月追記>
へびつかい座、Sh 2-27, ζ Oph付近 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(70mm f3.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/02/20, 04h 34m, -0.4℃, 東御市・観測所 ↑N