NGC 5614, 5615, 5613(Arp 178・銀河・うしかい座)

NGC 5614
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(改造), ISO12800, 30s x 23=11.5分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/05/14, 23h 29m,  +8℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N

NGC 5614(Arp 178) 光度 12.6g mag, 大きさ 1.9′ x 1.4′, 分類 SA(r)ab pec , z 0.012982, LGG 380, RA 14h 24m 07.589s  DEC +34d 51m 31.86s (J2000.0), 視野角:約8′ x 5’ ↑N

Arp 178は NGC 5613(北の小銀河), NGC 5614(最も明るい南の銀河), NGC 5615(NGC 5614のハロの中にある小銀河)の3つの銀河で構成される特異銀河です。NGC 5613の赤方偏移値は他2個の銀河の倍の値なので関連しない遠方の銀河とされています。しかし(R)SAB(r)0+と分類されるように詳細な画像を見るとこの銀河も何らかの重力干渉を受けた可能性が大きい銀河です。(リンク先の画像は、本人が撮影したものではなくNASA等の画像をキャプションを入れずに無断使用している可能性が高いため削除:2020/06)

NGC 5614の尾のような構造は、おそらく併呑中のNGC 5614との干渉によるか5614の残痕であろうと思われます。その形状は楕円銀河へと進化する途中の姿のように見えます。

NGC 5533を代表銀河とするLGG 380グループに所属する銀河です。

PGC 51464 光度 14.6g mag, 大きさ 1.4′ x 0.5′, 分類 S , z 0.028356
PGC 51470 光度 14.7g mag, 大きさ 1.0′ x 0.5′, 分類 SBa , z 0.009917
PGC 51477 光度 15.5g mag, 大きさ 1.1′ x 0.4′, 分類 Scd , z 0.011248
視野角:約8′ x 5’ ↑N

比較的明るいPGC銀河が並んでいますが、赤方偏移の値だけを見ると偶然並んでいるだけで関連のない銀河のようです。

小銀河団? 広域画像の中で円で示した部分
視野角:約8′ x 5’ ↑N

NGC 5164の周囲にはおそらく距離10億光年を越えると思われる小銀河の集団をいくつも見ることができます。この視野の中で確認できる最も暗い銀河は18.5等でした。

 

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