NGC 5557, NGC 5544, NGC 5545
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(改造), ISO12800, 30s x 23=11.5分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/05/14, 23h 00m, +8℃, 東御市・観測所, 視野角: 52′ x 35′ ↑N
NGC 5557 光度 12.2g mag, 大きさ 1.9′ x 1.6′, 分類 E1 , z 0.010737, LGG 378, [M98j] 224, RA 14h 18m 25.724s DEC +36d 29m 36.82s (J2000.0)
視野角:約12′ x 8’ ↑N
一見単純な楕円銀河のように見えますが、この銀河は直径120万光年の範囲に渡って複数のリング構造(玉ねぎ構造、Hansonさんの見事な画像参照)を持っています。これはおそらく大規模な銀河の合併痕であろうと推測され、その中には矮小銀河も見つかっています。年老いた恒星で形成されているはずの楕円銀河に、なぜか発見される超新星が銀河の中心からかなり離れた位置に出現するのは、銀河の中心部から離れた玉ねぎ構造や矮小銀河の中では、星形成活動が行われているからなのでしょう。事実この銀河で発見された超新星SN 2013gnも中心部からかなり離れた位置で発見されています。
NGC 5544(Arp 199) 光度 14.0g mag, 大きさ 1.1′ x 1.1′, 分類 (R)SB(rs)0/a , z 0.010140, LGG 378, [M98j] 224, RA 14h 17m 02.524s DEC +36d 34m 17.70s (J2000.0)
NGC 5545 (Arp 199) 光度 13.2B mag, 大きさ 0.9′ x 0.4′, 分類 Sbc? , z 0.010270, LGG 378, [M98j] 224, 視野角:約8′ x 5’ ↑N
不思議な形の接触する銀河で特異銀河カタログではArp 199に登録されています。NGC 5557とほぼ等しい距離、1億5000万光年の位置にあるとされ、LGG 378という銀河グループに分類されています。これらのデータが正しいものとすると、NGC 5557は巨大な銀河であることがわかります。